活動弁士と観るチャップリン
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とよはしまちなかスロータウン映画祭2008で女流活動弁士・佐々木亜希子さんによる
「生」活弁付きでチャップリンを上映すると言うので行って来ました。
最近、山?バニラさんで女流活動弁士がいらっしゃると言うのを知ったのですが、
他にも何名かいらっしゃるようですね。
登場人物が少ないとは言え、一人で台詞からト書きまですべて演じるのは凄いですね。
それも人によって声質を変えるわけですよ。
当たり前ながらほぼノーミスで2本演じきる辺りがプロですね!
チャップリンは苦手なのですが、この企画はよかったです♪
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チャップリン作品の中でもっともロマンチックな作品。
街角で盲目の花売り娘と出会った放浪者のチャーリーは、なけなしのコインで花を買うが、金持ちの紳士と誤解され…。
感動のラストシーンは必見。
(「GAGAデータベース」より)
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まずは『街の灯』
妙に絶賛されている映画のようですが、私はどうも好きになれませんでした。
チャップリンは無声映画にこだわったと言うことですが、
無声映画ならではのオーバーアクションが、
わかりきってる物語の流れ方が、
シリアスとコメディのどっちも中途半端な感じが、
私は苦手なんだな。。。
と言うことが今回わかりました。
連れ合いはなぜだかチャップリンを絶賛してますが、
私が今後チャップリンの作品を見ることは無いと思います。
特に、『街の灯』はなんで受けるのかまったくわかりません。。。
結局、ろくに働きもしない男が一目ぼれした盲目の美女のために、
金を集め(それも自分は働きもせず、人に頼るのみで)、
女には見栄を張って嘘をついて。。。
どうしようもない男じゃん!
これをせつないラブストーリーと言っていいの?
人間としてどうかと思う。
そんなお金で目が見えるようになった美女は
それを知ったらどう思うか。
物語をその後をまったく考えてない脚本だと思う。
(ここら辺はかの有名な『卒業』もそうですけど(笑))
こんなこと思う私の感性が歪んでいるんですかね~。。。
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捨て子を育てる放浪者と少年の心の交流を描いている。
本当の親子以上の愛情に結ばれた2人の生活とわが子を探す母、そして母子対面は放浪者にとって別れのとき。
哀しいペーソスいっぱいのコメディ。
(「GAGAデータベース」より)
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続きまして『キッド』
チャップリン初の長編だそうですね。
とは言え、約50分と言うのは今となっては中編ぐらいですかね。
『街の灯』に比べればまだよかった。
でもチャップリンの笑いは他の人の不幸の上に成り立っているあたりが卑猥で好きになれない。。。
子役ジャッキー・クーガンは可愛いですね。
物語としては特にひねりも無く、先が読める展開。
途中、突然夢の世界が出てきたり突拍子もない展開に驚いたりもしましたが。。。
ちなみに、この夢のシーンでチャップリンを誘惑する女の人が後の彼の妻だそうですね。
映像で見る限り20歳ぐらいかと思ったら当時12歳だったとか。
その後、チャップリンの映画のヒロインになったりしているようです。
と言うわけで、私の最初で最後となるであろうチャップリン鑑賞会でした(笑)