ガリレオの苦悩(東野圭吾・2008年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
Book1とBook2で語られなかった部分が語られます。
と言うか、天吾と青豆がいかに出会うかに焦点が絞られています気さえします。
Book2のラストがあんまりだったので、ここで終わるのは消化不良すぎると思ったのですが、Book3のラストもなんだか消化不良。
よくあるハリウッド映画のラストのようでした。
Book2まで読んでBook1の冒頭に出てきたタクシー運転手が一番気になっていたのだけど、Book3のラスト付近に出てくるタクシー運転手もまたまた気になる。
結局のところよくわからないことだらけ。。。
空気さなぎとはなんなのか。
牛河さんさんから作られそうな空気さなぎはどう作用するのか。
天吾のお父さん(と思われる)NHKの集金の人はなんなのか。
タイガーの向きは違ったのか。
これってBook4も出るんですかね?
(1,2が出版された時に出るような話ありましたよね?)
完結とも言えるし、でも伏線の回収仕切れてないし、謎は増えたし。。。
いや、私の読解力も無いんですけど^^;
読み終わって思ったのは、「タマル氏が一番謎で、一番まともな人だった気がする。」ということ(笑)
Book1の時にヤナーチェックのシンフォニエッタの売り上げが上がりましたが、今回はシベリウスのヴァイオリン協奏曲の売り上げが上がったのかも気になる今日この頃です^^
希望のあるところには必ず試練がある。
ただし、希望は数が少なく、おおかた抽象的だが、試練はいやというほどあって、おおかた具象的だ。