1Q84 BOOK 1(村上春樹・2009年)
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「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。
書き下ろし長編小説。
(「BOOK」データベースより)
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私がどうこう言うまでも無いベストセラー小説ですね。
発売前から予約殺到だの、発売1週目で1、2巻が合計35万部を売上げただの、連日ニュースになってましたもんね。
村上春樹という作家を手に取るのは初めて。
大学生の時に「ねじまき鳥のクロニクル」が発売されて、読書好きな友人が呼んでいたのだけど、その頃、読書なんてほとんどしていなかった私は、「そんな長編は読めない。」と思ったものです(笑)
その後も、どうも難しそうなイメージしかなく、手に取ったことは無かったのですが、話題にもなっているし、読んでみるかと図書館で予約しました。
5ヶ月待って順番が回ってきたのですが、現在も11冊フル回転して約200人待ち。
BOOK3の発売も発表されたし、まだまだ、話題は続きそうですね。
さてさて、内容はと言うと。。。
思ったよりも読みやすい内容でした。
ただ、物語は不思議ですね。
謎だらけの、伏線貼りまくり。。。
これをどう回収してまとめるのかはBOOK2以降への楽しみと言ったところです。
謎が解明されないまま終わらないよね??
読んだことない作者の本は傾向が読めません^^;
青豆という女性と天吾という男性の章が、交互に綴られています。
この二つの章が全然違うタイプで、個人的には青豆の章はさくさく読めるけど、天吾の章は読むのに時間がかかりました。
そして、この2人の関係性が明らかになりそうでならない。。。
本当に1Q84は1984のパラレルなのだろうか。
…もうすぐ、BOOK2の順番も回ってきそうなので、まずはそっちを読んでから考えよう(笑)
作中に効果的に出てくる、ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』。
ヤナーチェックという作曲家もまったく持って知らなかったのですが、
この『シンフォニエッタ』という曲もまったく持って聞いたこと無かったです^^;
私は聞いてみたいなぁ。。。と思ってYouTubuで探したんだけど、
実はこのCDまで売れたんですってね。
皆さん偉いですね~!私が横着なだけ?(笑)
以下、気になる文章のメモ
今ここで本当に何が起こっているかは、自分の目で見て、自分の頭で判断するしかありません。
この世の中には、代わりの見つからない人というのはまずいません。どれほどの知識や能力があったとしても、そのあとがまはだいたいどこかにいるものです。もし世界が変わりの見つからない人で満ちていたとしたら、私たちはとても困ったことになってしまうでしょう。
ほとんどの読者がこれまで目にしたことのないものごとを、小説の中に持ち込むときには、なるたけ細かい的確な描写が必要になる。省いてかまわないのは、あるいは省かなくてはならないのは、ほとんどの読者が既に目にしたことのあるものごとについての描写だ。
ひとつの記憶とその反対側の記憶との果てしない闘いなんだよ
過去を書き換えれば、当然ながら現在だって変わる。現在というのは過去の集積によって形作られているわけだから
私も読みましたよ~。村上春樹さんにしては読みやすい感じ。・・・でもね、来年?再来年?には3巻目が出るらしいです。
確かに、『これで終わり???』って言いたくなる終わり方だったもんなぁ~。
ということで、2巻目もお楽しみに~(笑)。
そうなんですよ、3巻が出るんですよね。
出た頃には1~2の内容を忘れてそうな私です(笑)
2巻も謎のまま終わるらしいですね^^;
もうそろそろ回ってくるかと思っているのですが、
今週は無理でした^^;
来週ぐらいには来るかなぁ。。。
楽しみです♪