1Q84 BOOK 2(村上春樹・2009年)
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心から一歩も外に出ないものごとは、この世界にはない。
心から外に出ないものごとは、そこの別の世界を作り上げていく。書き下ろし長編小説。
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「1Q84 BOOK 1」を読み終わってから1週間ほどで図書館の予約の順番が回ってきました。
これはありがたいタイミング♪
これ以上開いたら、忘れそう(笑)
というわけで、読んでみたのですが、読み始める前に、「BOOK 3」の発売の話が出ているわけで。。。
完結ではないことを前提に読みましたが、ここまで思わせぶりな終わり方だとは。。。
天吾と青豆の関係性が表立ち、でもこの二人のすれ違いっぷりは韓国ドラマのようで。。。
(そう思うのは最近再放送している冬のソナタを見てしまったからその影響か(笑))
「これはオウ真理教がモデルだよなぁ」っていう集団が出てきたり、「リトルピープル」や「空気さなぎ」という「1Q84」独特のものと同列に、史実にあることがでてくる。
なにせ、そこは1984年から派生した1Q84年なのだから。
知ってて当たり前のように出てくる事柄が、事実なのかフィクションなのかを見極めるのに戸惑った。
…単に私の無知が原因なんですけどね。
BOOK3は来年発刊予定だそうだ。
それまでにもう一度読み直したいな。
それにしても、BOOK2も含めて、BOOK1の冒頭に出てきたタクシー運転手が一番気になる。。。
以下、気になる文章のメモ
ある年齢を過ぎると、人生と言うものはものを失っていく連続的な過程に過ぎなくなってしまいます。
説明しなくてはそれがわからんというのは、どれだけ説明してもわからんということだ
歯車がかちんと音を立ててひとつ進んだ。
一度前に進んだ歯車が後に戻ることはない。それが世界のルールなのだ。
パシヴァとレシヴァだ。
深田絵里子が「知覚するもの」であり、その父親が「受け入れるもの」だった。