新参者(東野圭吾・2009年)
アフィリエイト広告を利用しているものがあります
新参者 | |
おすすめ平均 加賀恭一郎らしくない。 加賀ファンの方には是非おすすめです!! それなりに 読者の心をノックする さすが東野!このミステリーは最高だ。 by G-Tools |
********************
日本橋。
江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された、ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。
「どうして、あんなにいい人が…」周囲がこう声を重ねる彼女の身に何が起きていたのか。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、事件の謎を解き明かすため、未知の土地を歩き回る。
(「BOOK」データベースより)
********************
毎度毎度、図書館ではすぐに予約数が3桁になる東野圭吾さんの新刊。
今回も、早めに気がついたはずなのに、3桁越えてました^^;
待つこと4ヶ月。。。やっと手にできましたよ。
そしたら、次の新刊「カッコウの卵は誰のもの」がまた3桁超え(笑)
人気はまだまだ続いているようです。
さて今回のお話は、9つの短編の連作です。
1つの殺人事件に遠かれ近かれ、関係する人々の物語たち。
ミステリーというより人情物と言ったほうがいいかも。
ついつい推理しながら読んでしまったけど、まっさらな気持ちで読んだほうが良かったかな。
それぞれの話が微妙にリンクして、「あ、このケーキ出てきたなぁ。」とか「この店とあの店ってこういう配置なんだ。」とか、楽しく読めました。
日本橋には「新参者」の加賀恭一郎という刑事が出て来ます。
(と言うか、主人公!?)
この刑事さん、いろんなお話に出てくるんですよね。
wiki見ると、「加賀恭一郎シリーズ」なんて項目があるほど。
私は今までに2冊しか読んでないけど、いい味出してます。
そうそう、この本の帯には「いまさら東野圭吾!?」と書いてあるんですよ(笑)
「『このミス』の大賞受賞した。」とか、「本屋大賞にノミネートされた。」とか、確かに「いまさら」感もありますが、「さすが!東野圭吾」と言った1冊でした♪
そうそう。
このお話、4月からドラマ化されるそうですね。(TBS系日曜21:00)
出版後、約半年での映像化って早くないですかね~。。。
ドラマや映画を観ると、「原作の方がよかった」と思うのが常ですがついつい見ちゃいそうです^^
1つ覚えたいい(?)言葉
喫茶去(きっさこ)
禅語で「お茶でも召し上がれ」という意味。
でも、もともとは「お茶でも飲んで来い」といったように、相手を叱咤する言葉。