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ダイイング・アイ(東野圭吾・2007年)普段は質素に、たまには豪華に。

ダイイング・アイ(東野圭吾・2007年)

修子
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記憶を一部喪失した雨村槇介は、自分が死亡事故を起こした過去を知らされる。
なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。
事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。
しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める…。
(「BOOK」データベースより)
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「小説宝石」1998年2月号~1999年1月号に連載されたものを2007年に単行本化。
約10年間なぜ単行本にならなかったのか?が謎ですね。
その頃の作者は今ほど売れる作家じゃなかったからですかね。
そこらへんは専門家じゃないのでわかりませんが…。

約10年前の作品とは言え、違和感無く読めます。
(飲酒運転に関する刑事罰が違うぐらいですかね。これも大筋には関係ないけれど。)
そして、さすが東野圭吾!ですね。
人をひきつける部分もあり読み出したら止まりません。

ただ、「霊」だったり、「怨念」だったりと、科学的根拠のないものが出てきます。
ミステリーの要素もあるけれど、ホラーと言った方がいいのかもしれません。

決して、後味のいい話じゃないけれど、軽く読めるあたりはいいかと思いました。

以下、ネタバレ含みます。

内容的に最重要ではない部分だけれど、
マネキンを作る工程の工学的な描写はさすがでした。

途中、瑠璃子が「あなたの子供が欲しい」と雨村に執拗なまでに付きまとう。
これはなぜなのかがまったくわかりませんでした…。

主人公が記憶の一部を無くしているということで、
一緒に謎解きをしている気分になりました。
記憶なんて普通にあるものだと思っていたけど、重要ですね。


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ABOUT ME
修子
酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬. レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった管理人が名古屋を中心に綴る日記ブログ。 最近は夫や友人と旅やホテルステイも楽しみつつ、完全同居型二世帯住宅に住む子なし夫婦です。

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