スポンサーリンク
私が彼を殺した(東野圭吾・1999年)普段は質素に、たまには豪華に。

私が彼を殺した(東野圭吾・1999年)

修子
※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、
アフィリエイト広告を利用しているものがあります

ea2a4bf4.jpg

**********************
流行作家・穂高誠が、新進の女流詩人・神林美和子との結婚式当日に毒殺された。
美和子の兄・貴弘、穂高のマネージャー・駿河直之、穂高の担当編集者・雪笹香織。
彼らは皆、事件後つぶやく。
「私が彼を殺した」と…。
容疑者は三人。
そして犯人は一人。
卓絶のテクニックで繰り出される真相を、はたしてあなたは看破できるか。
(「BOOK」データベースより)
**********************

この話、最後まで犯人の名前が明かされないまま物語が終わります。
普段、推理小説を推理しながら読まないので、読み終わってあわてて読み直しました(笑)
読み直しても結局わかりませんでしたけど…。

今は、ネットが発達しているのでこういう時に便利ですね。
いろんな方の推理や、発刊された頃の裏話なんかも入手することができました。

容疑者が三人。
その三人共が「私が彼を殺した」という台詞を言う場面があるほど、誰もが動機があり、人間関係が入り組んでいる。
でも、きちんと伏線が張り巡らされていて、しっかり読めば犯人までたどり着けます。
わからなかった私が言っても説得力はありませんが(笑)

ネットで調べていてわかったのですが、この作品、単行本化にあたり犯人が変更されているようです。
つじつまを合わせつつ、改稿し犯人まで変えてしまうと言うのは、単純に「すごい!」と感服!!

推理に自信のある方!ぜひ挑戦してみてください。
ちなみに、文庫の終わりには袋とじの解説があり、犯人の名前までは書いてありませんが、
ほぼ特定できるようにはなっています。
単行本には解説はありませんのでお間違いなく…。

ちなみに同じ東野圭吾さんの「どちらかが彼女を殺した」も犯人の明記が無いようです。
そっちは犯人を推理しながら読んでみたいものです。

推理とは全然関係ありませんが、
珈琲を飲むシーンで「コーヒーフレッシュ」という単語が出てきます。
この「フレッシュ」って全国区の言い方ではないんですよね。
東北出身の連れ合いに言われて驚いたんです。。。
まぁ文章の流れで「フレッシュ」=「ミルク」ってわかるのでしょうが、
東野圭吾さんって関西人なんだなぁ。。。って^^
ちなみに名古屋でも「フレッシュ」は通じます。
と言うより、「ミルク」という言葉を使わないですね。
所変わればネタでした。

以下ネタバレあり。

結局、仕込んだ罠により、犯人はわかったけれど、
3人とも、被害者に恨みがあり、誰が手を下してもおかしくない。。。
と言うか、今回の場合、複数の偶然も加わっている。
そんな被害者を信じ、慕い、婚約した人がいるっていう設定が一番のおかしなとこなのかも。

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
修子
酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬. レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった管理人が名古屋を中心に綴る日記ブログ。 最近は夫や友人と旅やホテルステイも楽しみつつ、完全同居型二世帯住宅に住む子なし夫婦です。

スポンサーリンク

スポンサーリンク
記事URLをコピーしました