そのときは彼によろしく(2004年・市川拓司)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
「ベストセラーになった本だなぁ。」と言うぐらいの前知識しかなく読み始めた。
だから、読み始めて「戦争の話だったんだ。」と…。
舞台は昭和10年~20年代の太平洋戦争時代から終戦後。
その頃、小学生から中学生時代を過ごした少年が主人公。
内容に、「本当に小学生がそこまで考えるのか?」なんて疑問も沸きますが、
時系列を追っていく話に描写は細かくわかりやすい内容でした。
だんだんと戦争経験者がいなくなる昨今。
生前、私の祖母は戦争について語りたがらなかったように、口を閉ざす人もいる。
(母方の祖父はシベリア抑留兵だったそうですが、シベリアの話はまったくといっていいほどしなかったそうです。
それだけ過酷だったんだろうと想像します。)
実際、私は戦争について興味もなかったけれど、語り継がれる機会も少ないと思う。
そんな中、わかりやすく当時を描いた物としてはいい本だと思う。
一部でフィクションかノンフィクションかの論争もあるようですが、
戦争を知らない世代が知るきっかけになる本としては、お勧めできると思います。
作者はもとグラフィックデザイナーで、この本があまりに有名になり、
「河童」という名前に改名したとか。
本の影響はすごいですね。
映画かテレビドラマになったんだっけ?
興味はあったけど、見ても読んでもいないです~{汗}
それにしても、表紙の写真が美しい本ですね
それだけで手にとりたくなります
確かドラマになってましたよね。
私も当時は全然興味が無く(笑)見てません。。。
本もパケ買いorパケ読みする私としても、
上下巻でこういうつながりのある本って好きです^^