8月の読書メーター
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
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その新人外科医は、なぜ将軍となりえたのか―東城大付属病院・救命救急センター部長速水晃一の若き日を描いた最強の医療エンターテインメント。
(「BOOK」データベースより)
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「ジェネラル・ルージュの凱旋」の外伝&海堂尊のファンブックと言ったところでしょうか。
たぶん、「ジェネラル…」の映画化の便乗でしょうね(笑)
でも、内容はなかなか面白かった。
「ジェネラル…」の速水先生が「ジェネラル」と呼ばれるようになった所以を語る「ジェネラル・ルージュの伝説」に始まり、
海堂尊以前/以後
創作の秘密が明かされる既刊全作品の自作解説
全登場人物表
登場人物相関図(現在、過去、未来)
東城大学医学部付属病院案内
桜宮市年表
用語解説
などなど盛りだくさん。
そろそろ、登場人物のつながりが訳わからなくなってきていたので渡りに船です(笑)
「チームバチスタの栄光」で、物語が半分ぐらい過ぎたところで、
唐突に白鳥という強烈なキャラが現れる。
これには驚いたものだが、実際、
「作者自身が彼の登場にびっくらこいているわけなのだから。」という文章には目から鱗。
道理で唐突なはずですよ(笑)
「海堂尊以前/以後」には「人間・海堂尊」の考えが書かれている。
いい意味でも悪い意味でも、結構この方いろいろやっちゃってますね~(笑)
裁判沙汰になっているものがあるのには驚きました。
それぐらいやる人がいないと新たな道は開けないとは思うけれど、大丈夫なんですかね~。
まぁいらぬ心配だと思いますけど^^
年表を見ながら、作品を読むとなおいっそうわかりやすいでしょう。
海堂作品を読み続けるなら手元にあったほうがいい1冊です。