病む月(唯川恵・1998年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
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これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。
いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。
運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。
(「BOOK」データベースより)
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月9の「ガリレオ」が映画化されるらしい。
それの原作本
犯人が最初からわかっていて、追う側と追われる側の両方の視点で話が展開する。古畑任三朗みないな感じ。
犯人もわかっていて、追い詰められていくのもわかるのに、釈然としない気持ちを抱えながら読み進めた。
そしたらね。。。ありましたよ。どんでん返しが!
9割5分読み進めて「してやられた!」「そうきたか!」と思うものが。
読み終わってみれば、落とし所はそれしかないよなぁ。。。と思うけれど、なんとも後味が悪い。
もともと「容疑者X」だった題名を単行本では「容疑者Xの献身」と「献身」をつけたそうだ。
献身ね。。。これ「も」献身?これ「が」献身?
作者は大学で工学部専攻だったらしいのだけど、前作までの「ガリレオ」シリーズの物理学に続き、
今回は数学の話がいろいろ出てくる。
連れ合いがよく言ってる問題とか出てきて面白かった。
そしてこの作品で直木賞も取っちゃってるんだよね。
理系にも文系にも長けている東野圭吾ってやっぱりすごい人だ。
内容知ってしまっているだけに映画はまぁそのうち放映されるテレビでいっか。
と思うけれど、配役はちょっと気になる。
原作に忠実に行くなら福山雅治と同じ年の人が主人公。
誰が演じるんだろ。。。