クローズド・ノート(雫井脩介・2006年)普段は質素に、たまには豪華に。

クローズド・ノート(雫井脩介・2006年)

修子
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私の部屋に置き忘れられた一冊のノート。
はじめは手に取るつもりもなかったのに。
そのノートを開きはじめたとき、私の平凡な日常は大きく変わりはじめる―。
『火の粉』『犯人に告ぐ』の俊英が贈る、2006年最初にして最高の物語。
携帯サイトでの連載時から感動の声が続々。
100万アクセスを突破した、切なく暖かい恋愛小説。
(「BOOK」データベースより)
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昨年かな?映画化されていましたね。
内容とは違うところで話題になっていたのを記憶していて、映画館で観るほどでもないかな?と…(笑)
でも、なんだか気になったので原作本を手にとってみた。
正直、軽い恋愛小説だろうと思っていたのだけど、ところがどっこい!

これ、お勧めです!!

クローゼットの奥から前の居住者が置き忘れたであろうノートを発見する。
それは小学校の教師をしている伊吹という女性の日記だった。

クローゼットから出てくるという設定はありえないのですが、この伊吹先生がとっても素敵なのです。

読んでいて、「こんな先生いるわけないじゃん!」なんてひねくれ者の私は思っていましたが、
作者の亡くなったお姉さんが実際に書いていた日記がモデルだそうだ。(あとがきにて判明。)

教育現場でも問題点がいろいろと語られるようになって長いけれど、
現場にはこんないい先生もまだまだいるんだな。と教員免許を持つ一人として嬉しくなりました。

物語としては、結構早い段階で物語も大筋がわかる。
大きなひねりも無く(ちょっと驚きの展開はありますが…)幕を閉じる。
でも、それが心地よい本でした。

これから教職をめざす学生さんにはぜひ読んでほしい1冊です。

ちなみに、これを読むと万年筆が使いたくなります。
なぜかは…読んでみてください♪

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  1. みつばちマーヤMAX

    へ~、モデルが実在していたんだ~~~
    主演女優の映画PRのせいであんなことになっちゃったけど
    映画自体はホントにとても良いものでした
    でも原作はもっと良いのですね
    っちゅーか、原作が良いから映画になったわけなんだけど(^_^;)
    う~ん、読んでみたいかも

  2. 修子@管理人

    私は映画観てないからそっちとは比べられないんですけどね~。。。
    原作読んで、映画も観てみたいと思ったのは久しぶりです^^
    軽く読めるので原作お勧めですよ~♪

ABOUT ME
修子

酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬.

レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった名古屋生まれの名古屋人

普段は質素に暮らし、でもたまには豪遊したい♡
そんなの日常を綴っています

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