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放課後の音符(キイノート) (山田詠美・1989年)普段は質素に、たまには豪華に。

放課後の音符(キイノート) (山田詠美・1989年)

修子
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大人でも子供でもない、どっちつかずのもどかしい時間。
まだ、恋の匂いにも揺れる17歳の日々―。
背伸びした恋。心の中で発酵してきた甘い感情。
片思いのまま終ってしまった憧れ。
好きな人のいない放課後なんてつまらない。
授業が終った放課後、17歳の感性がさまざまな音符となり、
私たちだけにパステル調の旋律を奏でてくれる…。
女子高生の心象を繊細に綴る8編の恋愛小説。
(「BOOK」データベースより)
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私が中学生の時のベストセラー。
あの時も気になってはいたけど、読書の習慣もなく読まずじまい。。。
ちょっと前に、雑誌の書評に出てて、正直「今更?」って思ったのだけど、今でも普通に読めるの内容だった。
ポケベルとか携帯とか、その時代を反映するものが出てこないってのもあるけど、人間の根底はそんなに変わってないんだろうなぁ。としみじみ思った。

山田詠美というと、最初に読んだのがエッセイだったので、「こんな突飛な人だったのか!」と驚いたのだけど、まぁそういう経験もなければこういう小説も書けないんだろうな。

あとがきの言葉が素敵でした。
「若いということは、はっきり言って無駄なことの連続です。
けれど、その無駄使いをしないと良い大人にはなれないのです。
死にたいくらいの悲しい出来事も、後になってみれば、
素晴らしき無駄使いの思い出として、心の内に常備されるのです」

私も随分、無駄使いをしたもんだ(笑)
でも確かにその「無駄使い」がなかったら今の私はないんだよね。
昔、どれだけいろいろやらかしてるかで人の厚みが増すんだろうな。。。

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ABOUT ME
修子
酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬. レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった管理人が名古屋を中心に綴る日記ブログ。 最近は夫や友人と旅やホテルステイも楽しみつつ、完全同居型二世帯住宅に住む子なし夫婦です。

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