どちらかが彼女を殺した(東野圭吾・1996年)
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最愛の妹が偽装を施され殺害された。
愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。
一人は妹の親友。
もう一人は、かつての恋人。
妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。
殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。
(「BOOK」データベースより)
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「私が彼を殺した」を図書館に返却に行ったら、この本がありました。
この本と「私が彼を殺した」は東野圭吾さんの本でもシリーズ?対?と称される本で、「私が彼を殺した」を読み終わりちょうど読みたいと思っていた所だったのです。
東野圭吾さんの本が棚に並んでいること自体珍しいので驚きつつ、ありがたく借りてきました。
こんな偶然に感謝!!
さてさて、
ネットの評判によると「私が…」よりはレベルが低いらしい。
「どちらかが…」の方が先に出版されている。
共に作中に犯人の明記が無い。
という、前情報を元に、犯人を当てるつもりで読み始めました。
ト書きを注意深く読み、普段だったら斜め読みしそうな状況説明もしっかり読み。。。
これでもか!ってほど読んだんですけどね。
…やっぱりわかりませんでした(笑)
いや、負け惜しみじゃなく犯人はわかったんです。
そこに至る伏線も何個か発見したんです。
でも、トリックを解説できるほど読みきれなかったですね。
難しい~!!
ちなみに私は単行本で読んだのですが、決定的な伏線の3文字を文庫化に伴い省いたそうです。
文庫は巻末に袋とじの解説(書いているのは作者ではありませんが。)があるとは言え、
「え~!!それ削っちゃうの~!?」って感じの3文字です。
とは言え、わかる人にはわかるんでしょうけど。
読者に挑戦する作者って感じなのでしょうか。
まったく推理できませんでしたが、こういう作品は好きです。
またこういうの書いてくれないかな。