少女(湊かなえ・2009年)
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高2の夏休み前、由紀と敦子は転入生の紫織から衝撃的な話を聞く。
彼女はかつて親友の自殺を目にしたというのだ。
その告白に魅せられた二人の胸にある思いが浮かぶ――「人が死ぬ瞬間を見たい」。
由紀は病院へボランティアに行き、重病の少年の死を、敦子は老人ホームで手伝いをし、入居者の死を目撃しようとする。
少女たちの無垢な好奇心から始まった夏が、複雑な因果の果てにむかえた衝撃の結末とは?
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いまだにベストセラーにランクインしている『告白』の作者の2作目。
得てして、2作目というのは評価が辛くなるものですが、これもそんな感じですかね。
『告白』のような、「暗い話なんだけど、先が気になってしょうがない!」とか「ジェットコースター並みに読める。」なんてのはないかな。
一言でいうなれば「因果応報、地獄に堕ちろ」という話(どんな説明やねん(笑))
二人の少女の視点で相互に書かれます。最初はどっちがどっちだかわからなくなったりして、読みにくかったのですが、慣れてしまえば苦になりませんでした。
「因果応報」な話だからというか、それを強調するからか、かなり世間が狭いです。
「さすがにそんなに狭くないだろう。」と突っ込みたくなるぐらいの狭さ。
そのご都合主義をよしとしたならば、伏線も効いているし、伏線の回収も見事なもの。
なかなか読み応えはある作品だと思います。
自分は不器用だという人の大半は気が利かないだけなのだ。
耳が痛いですね~(笑)
あんたがそれほど不幸だと言うなら、わたしとあんたの人生をそっくりそのまま入れ替えてあげる。それに抵抗があるうちは、あんたはまだ、世界一不幸ってわけじゃない。
隣の芝が青いのは、見えている部分が限られているからなんですよね~。
≪追記≫
ネットの批評をいろいろ見ていたら、「表紙の二人の少女がハイソックスを片方ずつしか履いていないのは意味があるのか。」というのがありました。
確かに履いてないよなぁ。。。気になる。
表紙がなんともエロチックですね~(おっさん的感想・爆)
靴下?見えてないだけじゃないの?ぐらいですが・・・
>それに抵抗があるうちは、あんたはまだ、世界一不幸ってわけじゃない。
あなたと入れ替わるのに抵抗があるのであって
入れ替わる相手はぜひ指名したいもんです
と、私なら言うかも
ぞくぞくしますね
読んでみたいというか、禁断の間を覗いてみたいヤバさがいいですね^^
それと
私は不器用な人間ですけど何か?(o^-‘)b
えぇ、私も思いましたとも<エロチック
私も靴下は気づかなかったんですけど、
言われてみればあまりにひざ下が長いことになりません?
遠近法かしら?(笑)
入れ替わる人間は選びたいですね~。
でも、入れ替わりたいと思う人もなかなかいないですけどね~。
ほら、私、自分大好き不器用人間ですから(爆)
ぜひ禁断の間を開けてみてください^^
『告白』でも開けますよ☆