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イノセント・ゲリラの祝祭(海堂尊2008年)普段は質素に、たまには豪華に。

イノセント・ゲリラの祝祭(海堂尊2008年)

修子
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厚労省役人でロジカル・モンスターの白鳥に、医療事故調査委員会への出席を依頼された田口。
さまざまな思惑が飛び交う会議で、田口は、グズグズの医療行政の現実を知ることに…。
メディカル・エンターテインメント第4弾。
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『田口・白鳥シリーズ』の第四弾。
なのですが、今までとは毛色が違います。
厚生労働省の「医療事故調査委員会創設検討会」での攻防線がメイン。
実際の厚生労働省も医療現場もこうなんだろうな。というリアル感はあるのですが、いかんせん話に抑揚がない。
(だってお役所の会議の話なんですもん。。。)

ラストあたりで盛り上がりもありましが、それも不発弾?
次作への伏線?と曖昧な感じ。

ただ、「これでいいのか。果たしてそれが正解なのだろうか。俺は繰り返し、自問していた。」とあるように、この問題に正解なんて無いと思うんですよね。
確かに今の行政はおかしな点があるのかもしれない、でも、「効率ばかり優先するから結局大いなるムダが生じるんだよ。世の中には必要なムダってやつもあるんだからさ。」とあるように、問題のない世の中なんてたぶん出来上がらない。
どこにメスを入れても、多かれ少なかれ膿が残り、膨れ上がるものなのでしょう。

でも、現実の打破が作者の言いたいことなんでしょうね~。。。
小説と言うより、ノンフィクションとかにしたらいいのに。と個人的には思いました。

医者は患者を治療するのが業務。医学者は医学を研究する学者。だから
法医学者は医者ではない。

無能には二通りある。害悪になる無能と、役に立つ無能さ。前者がバカで後者がアホ。

世界は有限で思っているほど広くはない。誰でも六つのコネクション・リングをたどれば、米国大統領にさえたどりつけるという話を聞いたことがある。
そんなことないでしょ?と思ったけど、確かに私もすごく輪が広がりそうな人物が結構近くにいました。

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ABOUT ME
修子
酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬. レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった管理人が名古屋を中心に綴る日記ブログ。 最近は夫や友人と旅やホテルステイも楽しみつつ、完全同居型二世帯住宅に住む子なし夫婦です。

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