ダイイング・アイ(東野圭吾・2007年)普段は質素に、たまには豪華に。

ダイイング・アイ(東野圭吾・2007年)

修子
※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、
アフィリエイト広告を利用しているものがあります

0e5334b0.jpg
*********************
記憶を一部喪失した雨村槇介は、自分が死亡事故を起こした過去を知らされる。
なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。
事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。
しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める…。
(「BOOK」データベースより)
*********************

「小説宝石」1998年2月号~1999年1月号に連載されたものを2007年に単行本化。
約10年間なぜ単行本にならなかったのか?が謎ですね。
その頃の作者は今ほど売れる作家じゃなかったからですかね。
そこらへんは専門家じゃないのでわかりませんが…。

約10年前の作品とは言え、違和感無く読めます。
(飲酒運転に関する刑事罰が違うぐらいですかね。これも大筋には関係ないけれど。)
そして、さすが東野圭吾!ですね。
人をひきつける部分もあり読み出したら止まりません。

ただ、「霊」だったり、「怨念」だったりと、科学的根拠のないものが出てきます。
ミステリーの要素もあるけれど、ホラーと言った方がいいのかもしれません。

決して、後味のいい話じゃないけれど、軽く読めるあたりはいいかと思いました。

以下、ネタバレ含みます。

内容的に最重要ではない部分だけれど、
マネキンを作る工程の工学的な描写はさすがでした。

途中、瑠璃子が「あなたの子供が欲しい」と雨村に執拗なまでに付きまとう。
これはなぜなのかがまったくわかりませんでした…。

主人公が記憶の一部を無くしているということで、
一緒に謎解きをしている気分になりました。
記憶なんて普通にあるものだと思っていたけど、重要ですね。


スポンサーリンク

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
修子

酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬.

レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった名古屋生まれの名古屋人

普段は質素に暮らし、でもたまには豪遊したい♡
そんなの日常を綴っています

スポンサーリンク

スポンサーリンク
記事URLをコピーしました