名探偵の掟(東野圭吾・1996年)普段は質素に、たまには豪華に。

名探偵の掟(東野圭吾・1996年)

修子
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完全密室、時刻表トリック、バラバラ死体に童謡殺人。
フーダニットからハウダニットまで、12の難事件に挑む名探偵・天下一大五郎。
すべてのトリックを鮮やかに解き明かした名探偵が辿り着いた、恐るべき「ミステリ界の謎」とは?
本格推理の様々な“お約束”を破った、業界騒然・話題満載の痛快傑作ミステリ。
(「BOOK」データベースより)
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読了後に調べていて知ったのですが、この本、東野圭吾の出世作と言ってもいい作品だそうですね。
それにしてはあまりに王道から逸れてますけど。。。
簡単に言うと、「ミステリーの裏側を暴露しちゃいます♪水戸黄門の印籠のようなお約束事がミステリーにもありますよ。それはね…。」と言う内容なのです^^

その上、読者にも挑戦状が投げつけられたりする。

推理なんかしないんだ。主人公が推理していくのを漫然と眺めているだけさ。
だから疲れない。
最後の謎解きを聞いて、なんとなくわかったような気になれば満足なんだ

…胸が痛い(笑)
文字を追いかけるだけの読書の私は、だから「私が彼を殺した」で焦ったのだ。
(「私が彼を殺した」は作中に犯人の記載がありません。伏線は張りまくってあるので読む人が読めば一目瞭然だと思われる。)

そして、胸が痛くなったすぐあとに、「アンフェアな見本」の章でまたすっかり騙された(笑)
私には学習能力って物が無いらしい。。。

このお話、ドラマ化されていますね。
ドラマと一緒に楽しもうと思っていたのですが、すっかりドラマを見るのを忘れていました(笑)
先日、3話と4話を見たけど、思いっきりコメディーですね~(笑)
まぁ映像化するとなるとコメディーにしかできないとは思うけれど、原作はもうちょっとブラックと言うかシュールと言うか。。。
コメディーでは無いと思うんですけどね。

それにしても、作中に
小説をドラマにするのはいいんだけど、その場合、絶対に原作と違ってて、
しかも必ずといっていいほど原作よりもつまらなくなってる。
あれ、どういうわけだろうね。
それとも脚本家とかは、こっちのほうが面白いと本気で考えてるのかな

とあるのをドラマ化しちゃったスタッフにはある意味脱帽です(笑)

ミステリー初心者にはお勧めできないけど、ミステリー好きにはお勧めですよん。

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修子

酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬.

レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった名古屋生まれの名古屋人

普段は質素に暮らし、でもたまには豪遊したい♡
そんなの日常を綴っています

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