桜ハウス(藤堂志津子・2006年)普段は質素に、たまには豪華に。

桜ハウス(藤堂志津子・2006年)

修子
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かつてひとつ屋根の下に暮らした4人。
蝶子46歳、遠望子41歳、綾音36歳、真咲31歳。
7年ぶりに再会した彼女たちの過去と今。
女たちの本音が飛び交う連作小説集。
(「BOOK」データベースより)
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前に、雑誌の書評で見かけて読んでみようと思った本。
やっと読むことができました。

遺産として贈られた古い家をシェアハウスとして、3人の女性に貸し4人で住んでいた主人公。
その7年後に4人が再び集まると言うところから物語は始まる。
年齢も性格もばらばらの4人。
この「桜ハウス」が無かったら出会うことさえなかったかも知れない。
一期一会という言葉があるように、そんな偶然で必然的な出会いってありますよね。

長編かと思っていたら、短編の連作で読みやすかったです。
最後のお話に出てくる男性が小嵐を起こし、これがまたいい味出していた。

とは言え、主人公が46歳未婚と言うことなのか、
将来への漠然とした不安や焦燥感が随所の出てくる辺りが明るく読みきれるお話ではない。
それも含めて、「女はいつまで経っても女なんだな。」そんなことを思った本でした。


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ABOUT ME
修子

酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬.

レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった名古屋生まれの名古屋人

普段は質素に暮らし、でもたまには豪遊したい♡
そんなの日常を綴っています

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