珈琲屋の人々(池永陽・2009年)普段は質素に、たまには豪華に。

珈琲屋の人々(池永陽・2009年)

修子
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ちょっと、温まっていきませんか?
淹れたての、熱いコーヒーを飲んで。
東京。
下町の商店街にある喫茶店『珈琲屋』。
そこは、心に傷を負った者たちが集まる交差点。
さまざまな人間模様を、情感溢れる筆致で描いた連作集。
(「BOOK」データベースより)
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カウンターでしっとりと珈琲を飲むような喫茶店が好きです。
好きと言いながら、そういう喫茶店には最近めっきり行ってませんが。。。

本屋さんで、たまたま見かけて題名にひかれて読んでみました。
この作者、豊橋出身なんですね~!
なんだか親近感沸いちゃいました^^

内容はと言うと。。。
正当な理由はあったとはいえ、人を殺め服役していた男が出所後に下町にある実家の喫茶店を再開。
そこにやってくる下町の人々の人間模様を描いたもの。

どの話にも、「人を殺したことのある男」として見られる男。
これは現実にもあるんでしょうね。
いくら、正当防衛でも殺めてしまったことには違いないと。。。
それでも、かかわるうちにその人の本当の姿が見えてくる。
人は見かけじゃないと遠まわしに言っている様な話でした。

短編集なのだけど、どれも結論が書かれていない。
「たぶんこうなるんだろうな~」ってとこまで書いて、
「後は想像にお任せします」と言わんばかりに〆られる。
そして、どれも後味が良いとは言えない話ばかり。

でも、この「珈琲屋」があったらふらっと立ち寄り、熱々の珈琲と飲みたいと思う本でした。

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ABOUT ME
修子

酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬.

レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった名古屋生まれの名古屋人

普段は質素に暮らし、でもたまには豪遊したい♡
そんなの日常を綴っています

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