老舗の流儀―戦後六十年あの本の新聞広告(南陀楼綾繁・2009年)普段は質素に、たまには豪華に。

老舗の流儀―戦後六十年あの本の新聞広告(南陀楼綾繁・2009年)

修子
※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、
アフィリエイト広告を利用しているものがあります

 

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もう一度見たい、あのコピー。
あの写真。
あの本の新聞広告九十点掲載。
(「BOOK」データベースより)
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本が好き!からの献本でいただきました。

子供の頃から新聞を読むのが苦手だったのですが、そんな私でもなんとなく見ていたのが「新聞広告」。
小説から、雑誌、専門書にいたるまで、いろんな本の広告が載っていますよね。

ここをみていれば、世間の流行に乗り遅れることは無いといっても過言ではないのでしょうか。

でも、意外とその広告が作られる過程というのは知られていないもの。
私は、出版社が造っているんだと思ってましたよ。(相当な無知ですね^^;)

テレビCMと同じように代理店があるんですね。

この本の監修にあたっている「とうこう・あい(旧・東弘通信社)」は、新聞の出版広告の多くを手がける総合広告会社。
その創業から60年の歴史を紐解いたのが、『老舗の流儀』なのです。

新聞広告で一気に話題になったものも多い。
例えば、「Santa Fe」。
言わずとしれた、宮沢りえのヘアヌード写真集ですが、この全面広告を扱ったのも同社。

我が家は地元の新聞社のを取っているため、その全面広告を自宅で見ることはできなったけど、当時高校生だった私は、クラスメートが複数人、学校に持って来ていたのを覚えている。
そして、もちろん写真集も学校内で回っていた。

それぐらいインパクトの大きい広告でした。

他の広告に関しては懐かしかったり、今も変わってないなぁ。。。と感心したり興味深く読みました。
広告にも、その時代時代の背景がありますね。
サンヤツ(三段八割=新聞一面の下3段)という、同じ枠の中でも、これだけの違いが出せるものなのですね。

60年の歴史の中には苦境の時期も。
誰もが記憶の残る、日航機墜落事故。
この事故では、いろんな会社の社長や重役が命を落としている。
「とうこう・あい(旧・東弘通信社)」も社長、専務、主任、そして取引先の社長や重役を失っているのだ。

そこからの再起、中小企業だからこそ、できた小回りの利いた営業、それが幾度もの不況の乗り越え今に至った原動力なのでしょう。

本の感想というより、会社の感想になってしまいましたが。。。
ベストセラーの本を振り返る本はあっても、その広告を振り返る本は見たことがない。
興味深い本でした。

最近はネットが流行っていて、口コミで本が売れるといわれていますが、僕の感覚ではネットは意外と使えません。
情報が行き渡るのは早いのですが、いずれも浅いのです。(株式会社二玄社 渡辺隆男)

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修子

酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬.

レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった名古屋生まれの名古屋人

普段は質素に暮らし、でもたまには豪遊したい♡
そんなの日常を綴っています

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