ため息の時間(唯川恵・2001年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
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義弟との愛に、すべてをかけた、母=薫。
痛みを胸に抱きながらも、恋に目覚めてゆく、
ふたりの娘=美輝、美哉。
光を探し、海鳥は凍てつく空をさまよう。
風雪に逆らうかのように、ひとは恋という炎にその身を焦がす。
函館、南茅部、札幌、女たちが心の軋むほどに求めた、
運命のひとは―。
谷村志穂の新生を告げる長編小説。
島清恋愛文学賞受賞作
(「BOOK」データベースより)
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映画化されてた気がする。と思いながら読んでいた。
調べてみたらやっぱり映画化されてましたね。
主人公が伊東美咲だそうだ。
それはそれで見たいような見たくないような。。。
大体、原作読んでから映画を観てよかったためしが無いので、テレビででもやらない限り見ないかな。
さて、本に話を戻して。。。
この作者の本は初めて読む。
「結婚しないかも症候群」を書いた人とつながったのは読み終わってから。
ベストセラーになってた割には読んで無いので、
何の先入観も無く読めた。
最初の50ページぐらいは状況説明だったり、展開がのんびりだったりで、
このまま上下巻読めるのか?と思ったけど、
それ以降はあれよあれよで2日ほどで読んでしまった。
感想はと言えば、薫の母タミの存在があっての本と言った感じ。
恋愛小説なのだけど、その恋愛のきっかけがいまいちわかりにくかったり、
行動が理解できなかったり。
その中でタミの一言一言が重みを出してた。
「戦争を知ってる女は強し!」と言ったとこでしょうか。
情景の描写がよくて、まだ見ぬ函館に行ってみたくなりました。