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海を抱く―BAD KIDS(村山由佳・1999年)普段は質素に、たまには豪華に。

海を抱く―BAD KIDS(村山由佳・1999年)

修子
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超高校級サーファーであり
誰とでも寝る軽いやつと風評のある光秀。
一方、まじめで成績優秀、校内随一の優等生の恵理。
接点のほとんどない二人がある出来事をきっかけに
性的な関係をもつようになる。
それは互いの欲望を満たすだけの関わり、のはずだった。
それぞれが内に抱える厳しい現実と悩み、
それは体を重ねることで癒されていくのか。
真摯に生きようとする18歳の心と体を描く青春長編小説。
(「BOOK」データベースより)
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久しぶりに村山由佳の本を読んだ。
この人の本は「天使の卵」「野生の風」に続き3冊目。
ホントは「天使の梯子」が読みたいんだけど、まだBOOK OFFの100円コーナーには売ってないんだよね。。。

さてさて、感想はというと。。。
読みやすくて、引き込まれるのは相変わらず。
それに、作者のサーフィンに対する知識がすごい。
プロ並みにやっているのかと思うほど、描写が細かくって臨場感たっぷり。

あと、主人公の二人の目線から描かれてて、読んでてわかりやすかった。

契約の元、肉体関係を持つという主人公たちはとっぴな感じがするけれど、でも実は意外と、どこにでもいる高校生なんだろうな。
もちろんその背景にある、心の傷だったりもよくある話なんでしょう。

最後の方で「勇気と無謀は背中合わせだが、同じものじゃない。」という下りがある。
最近、勇気とも無謀とも縁が無い生活してるわ私。

「BAD KIDS」の番外編らしいので、そっちも読んでみようと思いました。

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ABOUT ME
修子
酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬. レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった管理人が名古屋を中心に綴る日記ブログ。 最近は夫や友人と旅やホテルステイも楽しみつつ、完全同居型二世帯住宅に住む子なし夫婦です。

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