病む月(唯川恵・1998年)

修子
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美人で金持ちで傲慢で、あの女は昔からいやな女だった。
その女の美しい夫を寝取った“私”は…(「いやな女」)。
年に一度の逢瀬には、必ず新調した着物を着る“私”。
その日だけは、特別の存在になるのだから(「雪おんな」)。
月が満ちては欠けるように、女もまた変化する。
おもての顔の裏に別の顔を隠しもって。金沢を舞台に、せつないほどに“女”に満ちた10人10話。

(「BOOK」データベースより)

金沢が舞台の10人の女性の恋愛短編集。
唯川恵が金沢出身だったっけな。

私も一度金沢を旅したことがあって、ちょっとした思い出もある場所。
食べ物美味しかったし、また行きたい場所だったりもする。
ところどころに出てくる地名が懐かしかった。

さて、この本。
発刊された頃から読もうかと思いながら、実は避けてた本。
それまでの唯川恵も独特な世界観があって、女の深層心理を突いてくるような本が多いのに、これはタイトルからしても「病んでる」話かと思うとちょっと腰が引けてたんだよね。

でもBOOK OFFの100円には負けてしまった(笑)

内容は、予想通り。
行動はしないまでも誰もが思いあたる部分があったりするんだろうな。
人間なんてちょっと踏み外しちゃえばあんなもんでしょ。。。
きっと正気と狂気は紙一重だと思う。

最初の方は34歳の女の人が主人公。
途中から年齢の記載が無いけど、状況から言うと、34歳ぐらいの人が主人公。
私もあと1年ちょっとで34歳。
その頃の私と重なる人がいたりして。。。(笑)

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ABOUT ME
修子
酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬. レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった管理人が名古屋を中心に綴る日記ブログ。 最近は夫や友人と旅やホテルステイも楽しみつつ、完全同居型二世帯住宅に住む子なし夫婦です。
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