チーム・バチスタの栄光(海堂尊・2006年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
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壊れるまでに張りつめた気持ち。
ごまかすことも、そらすこともできない―二十歳の恋。
これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに帰ることができるのだろう。
あの薄暗かった雨の廊下に。
野間文芸新人賞を最年少で受賞した若手実力派による初の書き下ろし長編。
(「BOOK」データベースより)
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BOOK OFFで逆光の写真の表紙に惹かれて衝動買い。
ライトノベルっぽい読みやすさ。
表現が詩的と言えば聞こえがいいけれど、回りくどい感じの印象も。。。
ただ、20歳の頃ってそんなんだったかなぁ。なんて思っても見たり。
一生忘れなれない人がいるってのは素敵なことかもしれないけれど、その分、成長も無いのかも?なんて思いながら読み終えた。
文中に、「君よりも苦労してがんばっているひとがいるんだから君もがんばれ、なんて言葉は無意味。」 というくだりがある。
これっていい言葉だなぁ。。。って。
人によって価値観って違うわけで、人と比べて頑張れなんて、自分で思うならまだしも、説教くさく人から言われる言葉ではないと思う。
忘れられない人がいる人にはお勧めな本でした。