プリンセス・トヨトミ(万城目学・2009年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
職場の取締役から借りた本。
本の帯に「日本ホラー小説大賞短編賞を受賞」とあり、ホラーかと思ったら単にこれはSFで。。。ちょっと拍子抜け(笑)
内容はというと、オゾンホールの拡大を阻止するために開発された化学物質のウエアジゾン。
散布後にその物質には夕焼の色が消えてしまうという思わぬ副作用があるということがわかった。
開発者であるテレサはある目的を達するために日本へ旅立った。。。
前半は淡々と物語が進み、後半は一気に加速する展開。
あやうく前半で挫折するとこでした(笑)とはいえ、後半も盛り上がりにかけるというか、現実味が無いのに私がついていけないだけなのか。。。
ただ、当たり前のものがなくなるってどう思うんだろう?とは考えた。
よく無くなってから気づくとは言うけれど、逆になくならないと当たり前のありがたさって気づかないんだろうな。とも思う。
今日もちゃんと見えた夕焼けの美しさに感謝しなくなる物語でした。