忘れ雪(新堂冬樹・2003年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
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水道水とくらべ、すばらしい結晶を見せてくれる自然水の数々。
いい音楽を聞かせたときに水が見せる、なんとも美しい結晶…。
氷結結晶を通じて著者が水から教わったことをカラー写真とともに紹介。
(「MARC」データベースより)
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通勤に時間がかかるようになったという話をしたら、「じゃ時間つぶしにどうぞ。」と後輩が貸してくれた本。そのチームのリーダーの絶賛の本だとか。
内容はというと、いろいろな水を凍らせ、結晶の写真を撮り、検証したもの。
この内容については賛否両論あるようで、非科学的でよくないと言うものから、真逆の大絶賛なものまで。
もちろん科学的で無いという意見はわからなくも無いけれど、この世の中科学では実証できないことってまだまだいっぱいあると思う。
現に職場の片隅で枯れそうになってた植物が同じように水しかあげてないのに、みんなで声かけたら生き返ったなんてこものある。
それだって科学で実証することはできないことでしょう。
非科学的だと批判するのは簡単だし、受け入れないのも個人の自由だけど、そういうことにまったく耳を傾けることができないって言うのもなんだかかわいそうだなぁ。。。と思ってしまった。
そういう私もどっちかって言うと信じない方だけど(笑)
でもいいことは信じた方がいいことありそうなんだよね~(笑)
> 非科学的だと批判するのは簡単だし、
> 受け入れないのも個人の自由だけど、
> そういうことにまったく耳を傾けること
> ができないって言うのもなんだかかわい
> そうだなぁ。。。と思ってしまった。
僕じゃないよね?(苦笑)
科学を志すものは、おしなべて懐疑的精神で物事に接する癖がついているのです。
先入観を配した上で、思考します。
ちなみに、この手の本は「非科学」ではなく「疑似科学」ととか「ニセ科学」いう分野に属します。
詳しくはこちらを参照のこと:
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/fs/
> そういう私もどっちかって言うと信じない方だけど(笑)
それは良かった(笑)
> でもいいことは信じた方がいいことありそうなんだよね~(笑)
朝のテレビの占いとかね(笑)
先祖を敬うとか神社に参詣するといった公道は、
それを信仰し続けた先祖がいてこそ今の我々がいるのであって、
それを批判するつもりは全く無いです。
宗教観を否定することこそ「天に唾する」行為でしょう。
「水からの伝言」シリーズは、疑似科学を躾や道徳に
すり替えている点が良くないのです。
幼児教育が目的なら、水の結晶など最初から持ち出すことなどないのです。
先入観無く考えるという人が先入観だらけってのはよくある話で。。。
(っていうこれも先入観だけど(笑))
地動説から天動説っていうのがあるように
いつでも頭をニュートラルにしておくのは必要だろうね。
「躾や道徳にすり替えてる」というなら、
それは作者ではなくて、この本を読んだ人たちだから
本まで批判するのはどうかと思うけどね。