【読書備忘録】大切なひとのためにできること -がんと闘った家族の物語-(清宮礼子・2011年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。

本の帯の東野圭吾氏の言葉「このトリックに挑んだところに志の高さを感じた」「乱歩賞至上最高のトリックだ」に惹かれて手にとってみた。
感想は、「志の高さはわかるが、至上最高かは。。。」と言った所。
あとがきに乱歩賞選考委員の方々の総評があるけれど、とある方の「受賞なしという結果は私もつらい」という言葉があるように、誰もが、絶賛はしていないのだ。
出版にあたり、加筆・修正はされたそうですが、まだ足りないのかも!?
序盤の交通刑務所の描写はかなり詳細で、「作者って服役してたの?」なんて思ってしまうぐらいのものでした。
が、その後は登場人物が多すぎて、視点がころころ変わり読みにくい。
そして、名前が似通っているのも難点。
このあたりはミスリードを誘うための意図かも知れないが、結果的に大判風呂敷を広げすぎた感が否めない。
物語に引き込む力はあるので、今後の作品に期待です♪
ちなみに「ラストの1行はいらんでしょ。そこに持って行きたいなら、1冊の中でもっと書くべき」なんて思っていたら、講談社のサイトに『プリズン・トリック』最終章、「真犯人からの手紙」完全版がありました(笑)(追記*2026.1*現在リンク切れ)
文庫には入るのかもしれませんね。
もちろん、読了後に読むのをオススメしますが、こちらもまたなんだかなぁ。。。と言った感じです。
ひとつの記事が人を不幸にすることだってあるんだ。
それがわからない人間は記者を辞めるべきだ。
いつまでも腹の中に恨みを抱えたまま、生きてはいけない。