スポンサーリンク
プリズン・トリック(遠藤武文・2009年)普段は質素に、たまには豪華に。

プリズン・トリック(遠藤武文・2009年)

修子
※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、
アフィリエイト広告を利用しているものがあります
プリズン・トリック
プリズン・トリック
おすすめ平均
stars死体は、単なる無生物ではない
stars意気込みは買うが、何か惜しいなあという作品だった。
stars着眼点は評価できるでしょう。
stars読んでいてぐいぐい引き込まれた
starsトリックが完全に破綻している

Amazonで詳しく見る by G-Tools

********************
刑務所内での密室殺人。社会派でありながら超本格。
読み落としていい箇所はラスト一行までどこにもない。
あなたは絶対に鉄壁のトリックを見破れない。
そして必ず、二度読む。
第55回江戸川乱歩賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
********************

本の帯の東野圭吾氏の言葉「このトリックに挑んだところに志の高さを感じた」「乱歩賞至上最高のトリックだ」に惹かれて手にとってみた。

感想は、「志の高さはわかるが、至上最高かは。。。」と言った所。

あとがきに乱歩賞選考委員の方々の総評があるけれど、とある方の「受賞なしという結果は私もつらい」という言葉があるように、誰もが、絶賛はしていないのだ。

出版にあたり、加筆・修正はされたそうですが、まだ足りないのかも!?

序盤の交通刑務所の描写はかなり詳細で、「作者って服役してたの?」なんて思ってしまうぐらいのものでした。
が、その後は登場人物が多すぎて、視点がころころ変わり読みにくい。
そして、名前が似通っているのも難点。
このあたりはミスリードを誘うための意図かも知れないが、結果的に大判風呂敷を広げすぎた感が否めない。

物語に引き込む力はあるので、今後の作品に期待です♪

ちなみに「ラストの1行はいらんでしょ。そこに持って行きたいなら、1冊の中でもっと書くべき」なんて思っていたら、講談社のサイトに『プリズン・トリック』最終章、「真犯人からの手紙」完全版がありました(笑)
文庫には入るのかもしれませんね。
もちろん、読了後に読むのをオススメしますが、こちらもまたなんだかなぁ。。。と言った感じです。

ひとつの記事が人を不幸にすることだってあるんだ。
それがわからない人間は記者を辞めるべきだ。

いつまでも腹の中に恨みを抱えたまま、生きてはいけない。

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
修子
酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬. レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった管理人が名古屋を中心に綴る日記ブログ。 最近は夫や友人と旅やホテルステイも楽しみつつ、完全同居型二世帯住宅に住む子なし夫婦です。

スポンサーリンク

スポンサーリンク
記事URLをコピーしました