ブルーもしくはブルー(山本文緒・1992年)
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広告代理店勤務のスマートな男と結婚し、東京で暮らす佐々木蒼子。
六回目の結婚記念日は年下の恋人と旅行中…そんな蒼子が自分のそっくり「蒼子B」と出くわした。
彼女は過去の記憶をすっかり共有し、昔の恋人河見と結婚して、真面目な主婦生活を送っていた。
全く性格の違う蒼子Aと蒼子B。
ある日、二人は入れ替わることを決意した。
誰もが夢見る「もうひとつの人生」の苦悩と歓びを描いた切なくいとおしい恋愛ファンタジー。
万華鏡のような美しい小説。
(「BOOK」データベースより)
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一言でいうなれば、「ドッペルゲンガー」の本。
よく「あの頃に戻って人生やり直したい。」なんて言う人がいるけれど、きっと私だったら、やり直した人生も同じように躓き、間違え、結局は今の私が出来上がると思っている。
だから「あの頃に戻りたい。」なんて思わない。
でも、人生の岐路と言われる時は多かれ少なかれ誰にでもある。
その選択が正しいかなんてわからないし、その時に戻ってやり直すこともできない。
だから、「あの時、こっちの選択をしなかったらどうなっていたのだろう?」と思うことはある。
この本はそんな思いをシミュレーションしたような本だ。
あの時違う道を選んでいれば…と後悔しながら生きる蒼子は、
ある日、あの時、「もうひとつの道」の方を選んで生きて来た、もう一人の蒼子に出会う。
突然出合ったもう一人の「自分」。
その「自分」と生活を入れ替わることで幸せは手に入れられるのか?
でも…。
結局、「自分は自分」だし、「隣の芝は青い」のだ。
あからさまなハッピーエンドではないし、考えさせられる。
でも、「あの時、別の選択をしていたら?」という想いがあるのならお勧めします。
物語の最初の方のくだり。
「恋は旅に似ている。非日常の楽しい毎日。けれど、それはいつか必ず終わる。
そしてまた日常が始まるのだ。退屈な日常があるからこそ、刺激的な非日常がある。」
確かに、似てますねぇ。。。
あぁ、ココロが痛いっ(><)
日々後悔だらけのワタシにはきついっす!
わかっていても考えてしまうんだ・・・
あの日、あの台風さえずれていれば・・・・
非日常の旅に出たいな~・*:.。☆..。.(´∀`人)
この本、なかなか痛いお話でしたよ。
結末がまた痛い。。。
あの日の台風のお話、気になります!
今度、じっくりお酒でも呑みながら、ぜひ!
台風の話・・・(^_^;)
私がそーとー酔っ払って
修子さんが記憶を失う寸前なら
お話できるかもしれませんが・・・(笑)
おぉ!
それはぜひぜひ(笑)
なんならうちに泊まりに来ません??
お待ちしてま~す♪