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廃墟建築士(三崎亜記・2009年)普段は質素に、たまには豪華に。

廃墟建築士(三崎亜記・2009年)

修子
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ありえないことなど、ありえない。
不思議なことも不思議じゃなくなる、この日常世界へようこそ。
七階を撤去する。
廃墟を新築する。
図書館に野性がある。
蔵に意識がある。
ちょっと不思議な建物をめぐる奇妙な事件たち。
現実と非現実が同居する4編収録の最新作。
(「BOOK」データベースより)
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「となり町戦争」が突飛な設定で驚いたまま、次に手を出せないでいたのですが、
装丁が凝っていて思わず手に取っていました。

ちなみにこの作者、男性だったんですね。
名前のイメージだけで女性だと勝手に思っていました。
先入観って怖いもんだ(笑)

さてさて、今回は4篇の短編集。
そのどれもに、建物がかかわっています。(7階・廃墟・図書館・蔵)
そしてどれもがありそうで、でもありえない設定。

だって、7階が無くなったり、廃墟を新築したり、図書館の本たちが動物のように飛んだり、蔵に心があるんですよ!

現実的ではないから、SFとかファンタジーの分類なのかもしれないけれど、
それにしては行間にリアリティありすぎで…。
思わず、「ありえる!」と思ってしまうこともたびたび。

この作者の思考回路を覗いてみたい!

先入観無く、この世界観に入り込めたら楽しめる一冊です♪

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ABOUT ME
修子
酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬. レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった管理人が名古屋を中心に綴る日記ブログ。 最近は夫や友人と旅やホテルステイも楽しみつつ、完全同居型二世帯住宅に住む子なし夫婦です。

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