桜ハウス(藤堂志津子・2006年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
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ある日届いた「となり町」との戦争の知らせ。
僕は町役場から敵地偵察を任ぜられた。だが音も光も気配も感じられず、戦時下の実感を持てないまま。
それでも戦争は着実に進んでいた―。
シュールかつ繊細に、「私たち」が本当に戦争を否定できるかを問う衝撃作。
第17回小説すばる新人賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
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自分の住む町の広報誌に突然に知らせ。「となり町と戦争と開始します。」
とは言え、普段の生活が変わったかといわれればそうでもない。でも確実に増える戦死者。。。
突飛な設定な割りにすらすらと読める文体でした。
でも残念ながら作者の言いたいことはよくわからず。。。
平和が当たり前の今日この頃。「平和であること」を振り返るにはよかったかな。
私の住んでいるT橋市では、江戸時代から漁業だか狩猟だかの権利などを巡って紛争が絶えず未だ町内会同士が仲が悪いとか、公民館の運営を巡って町内会同士で喧嘩して、裁判沙汰になってるとか、などの話があります。
ちょっと、この本に興味が湧いてきました。
ご無沙汰します!
町内会同士で裁判ですか?びっくりしました☆
T橋市で戦争が起こらないことを願ってます(笑)