天使の卵(村山由佳・1994年)
修子
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『野生の風』に続いて村山由佳さんのデビュー作を読んだ。
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野生の風(村山由佳・1995年)
これは美大を目指す浪人生と精神科医の恋物語。
2作読んでみて、村山さんは芸術にたけた人なのかな?
主人公が染色士・カメラマン・絵描き志望。。。
大学ぐらいの時に「天使の卵」っていうアクセサリーがはやったなぁ。。。
と思って読んでいたら、やっぱりそのアクセサリーが出てきました。
内容にはほとんど絡んでないので題名がなぜ「天使の卵」なのかは謎。
私は正直、「死に落ち」の物語が苦手。
だから「世界の中心で、愛を叫ぶ」も苦手。
何故、死に落ちの結論に持っていくのか?
この話の場合、そこに持っていかないと、話が長くなるというのはある。
でもねぇ。。。
違う結論に持っていって欲しかったな。
8割ぐらいまではとてもいいお話だと思って読んでいたのに、
あとの1割は納得がいかない。
続編である「天使の梯子」にそこらへんが書いてあるのかしら?
そっちも読んでみようと思いました。
それはさておき、内容はとてもせつない。
最後の急転直下の展開には、驚いて手が震えそうになった。
作中に、
「もっとがむしゃらに、自分勝手になりなさい。
あんまり若いうちから、そんなに冷静でものわかりのいい人間になるのはおやめなさい。
あなたが今よりちょっとやそっと自分勝手に、わがままにふるまったところで、あなた自身が思っているほどには誰も困らない。」
という下りがある。
こういうことをさらっと言える大人になりたいものだ。
後悔先に立たずとは言うけれど、言いたいこと伝えたいことは、素直に言葉にしないといけないな。
それも伝えたいと思った時に。
でも、天邪鬼でひねくれた私にはそれが一番難しいんだけど。
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