さよならドビュッシー(中山七里・2010年)
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「『このミス』の大賞なのに、ドビュッシー??」と思い手にとってみました。
作者が岐阜出身と言うことですが、名古屋が舞台のお話で、名古屋出身の私は、情景が浮かびやすい。
愛知県芸術文化センターや、しらかわホールはまだメジャーだと思うのですが、「万場大橋」が出てきた時はいい意味でのけぞりました^^
なぜに、そこ??と(笑)
他にもたとえ話で、某地元大手銀行と関西系の銀行の一大合併の話が出てきたりと、名古屋人ならそんなところも楽しめるお話です。
そんな話はさておき。。。
「このミス」の大賞なので、ミステリーなのだけど、全編を流れるのは、高校のピアノ科へ入学したての主人公が奏でるピアノの音。
ミステリーっぽいところを醸し出しつつも、ピアニストを目指す少女の話のほうが強い印象。
トリックも、ミステリーをよく読む人なら気づくはず。(私はわかりませんでしたけど^^;)
今流行の「音楽スポ根」って感じですかね~。
クラシック好きには楽しめるけど、クラシックが苦手でミステリー好きだとちょっとまわりくどく思っちゃうかも。
そうそう、私は、ピアノを習っていたことはあるけど、コンクールなどは遠い向こうの世界。
でも、そのコンクールの課題曲に、「そうきた?」と思ってしまった。
世間的に有名な曲を持ってきたんでしょうが、コンクールの課題曲としてはどうなんでしょ?
作者が思いいれのある曲なのかもしれません。
この作者、今回の「このミス」に2作も投稿しているそうです。
2作とも、審査員の評価も良かった模様。
今後にも期待の作家さんです。
フランスの諺に『女性は美しいというだけで幸福の半分を手にしている』と言うのがある。
半分が少ないと思うか、多いと思うかはその人次第でしょうけど、確かに!って感じです。
成功する人間はどこかで無茶をするもんだ。
平坦な道、穏便な場所に恋々とするヤツは山にも登れないし、ましてや空を飛ぶことなんて絶対にできやしない。
知識と言うのは積み重ねていくものだよね。
人はその知識の上に立って世界を見る。
だから視点が高ければ自分の目的地とそこにいたる道程が、もっとよく見えるようになる。
まぁ、中には平地にいながら目的地を動物的な勘だけで嗅ぎ分けて突っ走るような人間もいるんだけど。
