奇才が残した想い、140年の時を超えてー「ガウディとサグラダ・ファミリア展」@名古屋市美術館
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名古屋市美術館で開催中の、「奇才ガウディが残した想い、140年の時を超えてーガウディとサグラダ・ファミリア展」へ。
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職場で招待券をいただいたので観に行ってきました♪
名古屋市美術館へのアクセス
いつも県美と間違えるのですが、市美は白川公園内ですね☆
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何度か来たことがありますが、前回、何の展示で来たのか、全く記憶なし。。。(^^;
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ブログに書き忘れるとこういう事になります、、、(^^;
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こういう時に真面目に日記書こう。。。と毎回思う。。。(笑)
名古屋市美術館の開館35周年記念事業だそうで、東京・滋賀に続き巡回展最後に名古屋に「奇才ガウディが残した想い、140年の時を超えてーガウディとサグラダ・ファミリア展」が来てくれました♪
会期
期間:2023年12月19日(火)~2024年3月10日(日)
時間:9:30-17:00
2月23日を除く金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
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途中で入れ替えもあったようです。
音声ガイドは城田優さん
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確か、お母さまがスペイン人でしたよねー。
幼少期にはバルセロナに住んでいたとのこと。
音声ガイドのインタビューで、サグラダ・ファミリアには何回くらい行ったことがありますか?の質問に「数えきれないくらい行きました。たぶん100回くらいは行っていて、東京タワーの前を何回通ったか覚えていないのと同様に、何回行ったかは覚えていません。そのくらい、僕にとって「日常」でした。」と答えているのが印象的でした。
確かに、バルセロナの人達にとっては、今も昔も「日常」なのでしょうね。
ガウディとサグラダ・ファミリア展
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写真撮影可のものをいくつか、、、
展示のいくつかは写真撮影OKでしたので、いくつか撮らせてもらいました。
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「サグラダ・ファミリア聖堂、身廊部模型」
ここまでに、サグラダ・ファミリアの建築法の展示がたくさんあったので、実際に模型を見ると、「おぉ!」と感動☆
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ガウディ、最後はミサに向かう途中、段差に躓き転倒し路面電車に轢かれたことが原因で亡くなったそうですね。
それも身なりを気にしなかったガウディは浮浪者と間違われて、搬送を依頼されたタクシー3台に乗車拒否をされたんだとか。
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もうすぐ完成するのを、空から眺めているんでしょうねー。
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鐘塔頂華と言う、キリストの十二使徒を表現したこの建築のシンボルともいえる塔は、とってもカラフル。
どこか岡本太郎さんを思い出しました。
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クリプタのステンドグラスはガウディの最初期の極めて時代がかったさ作品で、絵付け後に熱してガラスに密着させる技法がとられた。
放射状7祭室中央の聖ヨセフ祭室(1885)が最初で、残りの6祭室ステンドグラスは1890年に設置された。
合計21個のステンドグラスはすべて同じデザイン、各窓8体の天使(祈り、歌う、奏でる、供えるの各2体)とユリが描かれる。
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オリジナルもたくさん展示されていて、どれも見どころ満載!
感想などなど
「ガウディと言ったらサグラダ・ファミリア、サグラダ・ファミリアと言ったらガウディ」と思っていましたが、サグラダ・ファミリアに関してはガウディは2代目の建築家なのだそうですね。
とっても意外な事実でした。。。
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生前のガウディが、「この聖堂を完成したいとは思いません。このような作品は長い時代の産物であるべきで、長ければ長いほど良いのです」とコメントを残してるようですが、確かに、完成までのプロセスをここまで楽しめる建物は他に無いですね。
とは言え、私が子供頃には「あと100年以上かかる。」とか言われていて、生きているうちに完成形を見られるなんて思っていませんでしたが、コンピューターの進歩でびっくりするほどのスピードUPしたとのこと。
ガウディもびっくりしていることでしょう。
完成は楽しみですが、完成してしまうのも寂しい、、、そんなことを思わせるサグラダ・ファミリアってすごいですね☆
資金難や内紛など、いろんなことがありながら、建設が取りやめにならなかったことに感謝しかありません。
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何度となく、日本のメディアでも紹介されていますが、このサグラダ・ファミリアには日本人も携わっています。
1978年以来、彫刻家として建設に携わる、外尾悦郎さん。
ガウディが残したわずかな資料から「降誕の正面」の中央の扉の上を飾る9体の天使像を制作しています。
2000年に砂岩で制作された石像に置き換わるまで実際に「降誕の正面」に仮設置されていた石膏像も展示されていました。
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これは撮影禁止ゾーンに展示されていたのですが、撮影OKゾーンから写真を撮っている人がちらほら、、、
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こういうことをする人がいるから、撮影禁止が増えるんですよねー。。。
残念!
最後に、、、
完成しないのではないかとまで言われてた「サグラダ・ファミリア」。完成の目途が立ったとの報道後、新型コロナで工事の中断や資金源が減少したことから、完成が遅延する見込みに変更されているようですね。
最後の最後まで一筋縄ではいかない「サグラダ・ファミリア」、完成まで見守りたい☆
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「人間は創造しない。
人間は発見し、その発見から出発する」
深い言葉ですね。
最近、AIが台頭してきていますが、AIはさらに創造しないだろうなぁ。。。なんて全然関係ないことを思いつつ観てきました。。。
バルセロナで初めてサグラダファミリアの現場を見た30年前は、全く工事現場でした。
数年前に再訪した時には、急に礼拝堂の部分だけ完成していて、\(◎o◎)/!
ローマ法王の訪問に合わせて、急いで作ったそうな❓
今回の展覧会はタダ券がもらえないので未だ見ていませんが、細かい説明は鑑賞する価値があると思います😊
サグラダ・ファミリア聖堂がここまで未完成でも許されているのは、1889年に礼拝堂(地下の方、多分普通の観光では行かないかと。)が出来上がっていたからだそうです。
というのと今回の展示で知りました☆
「世界遺産」程度にしか知らなかったので、そこに至るまでの歴史も知ることができてよかったです♪