冷たい誘惑(乃南アサ・2001年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。

本屋さんで平積みされてて、題名に惹かれたので図書館で借りてみました。
森見登美彦さんは初めて読みます。
全編が手紙という内容のこの本で、思わず「あしながおじさん」を思い出す。
ついでに母に「あしながおじさん」の大嘘の内容を教えられ育ったことも思い出す(笑)
そんなことはさておき、主人公の守田一郎が、友人、家庭教師で教えていた男の子、妹、先輩などに送る手紙で構成されている。
当たり前ながら相手によって書く内容や文体が違うわけで。。。
その辺りの差がおもしろい。
さらに、文通相手に森見登美彦氏本人も出てきて、「それ自虐ネタ!?」なんてのもある(笑)
『何はともあれ、『夜は短し歩けよ乙女』完結、おめでとうございます。』とか、私が読みたい本が出てきて驚いてみたり^^
全編おばかな話なのだけど、誰も憎めないキャラでサクサク読めました。
とは言え、この人とこの人がこう繋がるの~!なんて部分もあって、読み応えあり。
次は「夜は短し歩けよ乙女」を読まなくっちゃ♪
ルール無用の戦い方をした人間は、必ず世間を敵に回すのであり、勝っても負けても不利になる。
ただなんとなく、相手とつながりたがってる言葉だけが、ポツンと空に浮かんでいる。
この世で一番美しい手紙と言うのは、そういうものではなかろうかと考えたのです。
我々はもっとどうでもいい、なんでもない手紙をたくさん書くべきである。
さすれば世界に平和が訪れるであろう。
紳士淑女よ、意味もなく、手紙を書け!
意味も無く手紙が書きたくなる。そんな本です。