天国の本屋(松久淳+田中渉・2000年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
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さまざまな文字たちが住む五十音村で、音をもたない小さい“つ”は、ほかの文字たちからバカにされていました。
自分は必要とされていないと感じた小さい“つ”は、ある日、村を飛び出してしまいます。
すると新聞からもテレビからも小さい“つ”が消えてしまって…。
ひとりの男の子がいなくなり、日本語が大混乱…!!
第26回新風舎出版賞大賞受賞作品。
(「BOOK」データベースより)
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本が好きの献本にあったのですが、抽選にもれまして。。。
ドイツ人が書いた日本語の本と言う事でどうしても読んでみたかったので、図書館で探して借りてきちゃいました。
本が好きからの献本は2冊もたまっているのにすみません。。。
「小さいつ」は「っ」促音のこと。
実際には発音されないんだからいらないじゃないか。と言うところからお話が始まります。
「っ」が無くなったら、「失態をさらす」が「死体をさらす」 になったり日本語パニック☆
「っ」に限らずだけど、一音なくなっただけで随分不便な日本語になりますね。
50音1つ1つの大切さがわかりました。
それにしても、この作者のドイツ人の方自身が「っ」の発音に困ったことからできた本だとか。
確かに日本語を話す外国の方は「っ」の発音まで完璧な方って少ないですもんね。
日本人が英語のrとl、fとhの発音が苦手なのと一緒なのかも!?
図書館では児童書の棚にあったのですが、大人でも十分に楽しめる内容です。