天国の本屋 恋火(松久淳+田中渉・2004年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
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はじまりは、ひとりの女子高生から送られてきた
わずか数枚の日記だった。
そこには、突然の事故で、命尽きようとしている彼への
身を切るような思いが綴られていた。
誰かに話さなければ、持ちこたえられないほどの魂の傷痕。
やがて彼女は、少しずつ、書くことで絶望の淵から立ち上がる。
そして真っ暗な闇を抜け出したとき、
同じような苦しみのなかにいる人のことを思いはじめる―。
「あたしもそうだったよ。でも生きることはすごいよ」
そう伝えたくて、つらい体験を本にしようと決意する。
ひとりの女の子の勇気が周囲を動かし、この本が生まれました。
裏切り、レイプ事件、恋人の死…。
18歳・女の子の感動手記。
(「BOOK」データベースより)
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BOOK OFFの会員カード制が変わるというので更新ついでに行ってきた。
最近、本はめっきり通勤電車なので文庫本を中心に買うのだけど、
題名と訂そうに釘付けになり買ってしまった。。。
帯を見る限り暗いお話だし、私は「世界の中心で愛を叫ぶ」あたりは大の苦手。
最後まで読めるか?と自問自答したのですがなんとか読了。
世の中ってこんなに不公平なんだ。
と言うのが感想。
世の中には「日本人になりたい」って人がたくさんいるって言うのに、
現実の日本には夏さんみたいな人って多いんだろうな。
文才があるわけではないけれど、飾らない本人が出てる本だと思う。
彼女の今後の幸せを願わずにはいられない作品でした。