落花流水(山本文緒・2002年)

修子
※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、
アフィリエイト広告を利用しているものがあります

甘ったれでわがままな7歳の少女、手毬。
家族に愛され、平穏な日々をおくるはずだったのに…。
17歳、かつては姉だった人を母親と呼ぶ二人だけの暮らし。
27歳で掴んだ結婚という名の幸せ。
その家庭を捨て幼なじみと駆け落ちした37歳。
そして…。複雑に絡みもつれる家族の絆、愛と憎しみ。
運命に流されるひとりの女性の歳月を、
半世紀にわたって描く連作長編小説。

(「BOOK」データベースより)

前に読んだ時に人物関係が入り組んでいて、もう一度読みたいと思った本。
二度目にしてやっとわかりました(笑)

ひとりの女性の一生のお話。
7歳(1967年)から始まり、10年ごとの章に分かれて話が進む。
なかなか珍しいのは、章ごとに主観が変わること。
いろんな視点から一人の女性を描くことで、よりリアルな人物像になる。

「落花流水」という風流そうな題名からは想像できない波乱万丈の人生。
こんな人生も無いだろう。。。とは思いながら、
ついつい話に引き込まれるのがこの作者のすごいところ。

※調べてこの作品の題名が「落花流水」であることの意味を知った。。。
決して風流なのではなかった(笑)

この作者、ここ近年は入院する程のうつ病で悩まされているそうだ。
最近、エッセイが出版され(まだ読んでないけど。)、復調のきざしかな?
近い将来、また小説が出版されるのを期待しています。

スポンサーリンク

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
修子
酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬. レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった管理人が名古屋を中心に綴る日記ブログ。 最近は夫や友人と旅やホテルステイも楽しみつつ、完全同居型二世帯住宅に住む子なし夫婦です。
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました