トライアングル(新津きよみ・2008年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
優しい音楽 | |
おすすめ平均 穏やかな展開 じーーんと温まる作品集。 瀬尾さんらしいあたたかい世界 心が柔らかくなる 優しいお話。 by G-Tools |
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受けとめきれない現実。
止まってしまった時間―。
だけど少しだけ、がんばればいい。
きっとまた、スタートできる。
家族、恋人たちの温かなつながりが心にまっすぐ届いて、じんとしみわたる。
軽やかな希望に満ちた3編を収録。
(「BOOK」データベースより)
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題名に惹かれて手にとってみました。
(これでも私はピアノを10年は習ってたという経歴の持ち主。
その割に、謙遜ではなく1曲も弾けませんけどね(笑))
瀬尾まいこさんの作品を読むのは初めてなのですが、前編にわたって、ほんわかとした感じでした。
でも、どのお話もちょっとだけホラー要素を含んでいるような気にも。。。(笑)
現実にはそんな話無いようなぁ。。。でもこんな人いたらいいよなぁ。。。
なんて思いながら読みました。
短編で、それなりにハッピーエンドなんだけど、どの話も完全に終わってない。
何かしら余韻を残しているんです。
個人的に「あとは自分で考えてね」的なお話は好きではないのですが、この余韻は心地よいんです。
う~ん。してやれた。って感じでした^^
結局二人で食べる時、細かい味なんてどうでもいいのかもしれない。
恋人ができると、食べるものも食べ方のレパートリーも広がる。
違う環境で育った人と親密になるのは、とても愉快なことなのかもしれない。
誰かに治療してもらうと、自分で治療する二倍の早さで感知するらしい。
副作用もないし、タッチヒーリングは一番良い治療法なのよ。
笑門来福ならぬ、全門来福