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出口のない海(横山 秀夫・2004年)普段は質素に、たまには豪華に。

出口のない海(横山 秀夫・2004年)

修子
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甲子園の優勝投手・並木浩二は大学入学後、ヒジを故障。
新しい変化球の完成に復活をかけていたが、日米開戦を機に、並木の夢は時代にのみ込まれていく。
死ぬための訓練。
出撃。回天搭乗。
―しかし彼は「魔球」を諦めなかった。組織と個人を描く横山秀夫の原点。
(「BOOK」データベースより)
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職場の人に「歴史好き?」と突然聞かれ、「嫌いじゃないけど得意じゃない。」と答えたら、「歴史好きな人にお勧めな本なんだよね。読んでみ。」と渡された。
だーかーらー、歴史は嫌いじゃないけど得意じゃないんだってば!(笑)

とは言え、「戦争」を一応歴史で習った程度の私には、人間魚雷「回天」などと言うものはまったく持って知識もなく、特攻隊とはまた違った「兵器」があったのか。。。と驚くばかり。

プロローグからおおよそのラストがわかる内容とは言え、最後の最後まで物語に引き込まれ、飽きることなく最後まで一気に読めた。
そして意外なラストに救われたような気もするけど、でもやるせない気持ちが残る。。。

戦争もので後味のいい作品はないのかもしれない。
今後、世の中にこのようなことが起こらないことをただただ祈るのみ。。。

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ABOUT ME
修子
酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬. レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった管理人が名古屋を中心に綴る日記ブログ。 最近は夫や友人と旅やホテルステイも楽しみつつ、完全同居型二世帯住宅に住む子なし夫婦です。

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