海を抱く BAD KIDS(村山由佳・1999年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
職場の人に「歴史好き?」と突然聞かれ、「嫌いじゃないけど得意じゃない。」と答えたら、「歴史好きな人にお勧めな本なんだよね。読んでみ。」と渡された。
だーかーらー、歴史は嫌いじゃないけど得意じゃないんだってば!(笑)
とは言え、「戦争」を一応歴史で習った程度の私には、人間魚雷「回天」などと言うものはまったく持って知識もなく、特攻隊とはまた違った「兵器」があったのか。。。と驚くばかり。
プロローグからおおよそのラストがわかる内容とは言え、最後の最後まで物語に引き込まれ、飽きることなく最後まで一気に読めた。
そして意外なラストに救われたような気もするけど、でもやるせない気持ちが残る。。。
戦争もので後味のいい作品はないのかもしれない。
今後、世の中にこのようなことが起こらないことをただただ祈るのみ。。。