2006.03.30

私の頭の中の消しゴム(木村元子･2005年)

修子

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私の頭の中には、消しゴムがある。
かけがえのない、すべての記憶がなくなっていく。
大切な思い出も、大好きなあなたの名前も、その顔も、すべて失ってしまう―。
二八才のOLの私は、建築士を目指す彼と出会い、幸せな日々を過ごしていた。
やがてふたりは、結婚。しかし、そんな時間は長くは続かなかった。
アルツハイマー。
医師から告げられた病名は、想像もつかないものだった…。
映画『私の頭の中の消しゴム』の原作ドラマ・プロデューサーが、映画にインスパイアされて紡ぐ切なくも美しいショート・ストーリー・ブック。
（「BOOK」データベースより）
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最近日本でも公開された韓国映画なのだけど、もともとは2001年に日本のテレビで放映されたドラマ「Pure Soul～君が僕を忘れても」を基にしてるそうだ。

昨日、珍しく寝付けなくて、活字読んだら寝れるかと読み出したらますます寝れなくなった。。。

肉体的な死より精神的な死が先に来る病気、アルツハイマー。
最近はだんだんと若年齢化してるとも言われる病気。

自分の頭の中にもいつか消しゴムができるのかな。いろんな思い出も消してしまうんだろうか？
読み終わった後は漠然とした不安に駆られてますます寝れなくなった。
今のありきたりな生活が一番幸せなのかもしれない。と考えを改めた本でした。