満月の夜、モビイ・ディックが(片山恭一・2002年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
運命の人(二) | |
おすすめ平均 感慨深い 政府の機密保持と言論の自由という対決。 面白いのですが 論理のすり替え 引き込まれ、1・2巻一気読みです。 by G-Tools |
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「弓成亮太、逮捕する!」
ペンを折られ苦悩する弓成、スキャンダル記事に心を乱す妻・由里子。
夫婦の溝は深まり、子どもたちも動揺を見せ始めた時、大野木正を中心とする弁護団の真摯な励ましが二人を支えた。
そしてついに、初公判の朝が訪れた。
(「BOOK」データベースより)
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1巻に続いて2巻。
正直1巻は波に乗れず何度か挫折しかけたのですが、2巻はさくさくと読めた。
本題に突入して、話の流れがスピードの乗ってきました。
ただ、主人公の弓成にはどうにも共感できないんですけどね^^;
自信家の人の地盤が揺らぐとこんなに崩れてしまうんですかね。。。
そんなことはさておき、
政治家と言うのは、官僚というのは、国家機密を守るためなら、話の本題を摩り替えて裁判を行ってしまうのか。
三権分立といいながら、その三角形が正三角形でないのが当時なのか、今も変わらずなのか。。。
被告が二人の裁判なのに、あたかも被告と原告であるかのように裁判が行われている。
権力に逆らったという罪を「認めた」のと「認めない」のでここまでの差が出てしまう「権力」って一体なんなんでしょう。。。
そんなことを思いながら読み進めました。
続きが気になりつつ、3巻を手に取る前に小休止しようかな。