空と海のであう場所(小手鞠るい・2006年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
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内山理名初主演映画「卒業」のサイド・ストーリー。
小説と映画の出会いによって、かつてないコラボレーションが実現。
スクリーンでは語られなかった人々の胸のうちを、こまやかに綴る「もうひとつの物語」。
(「BOOK」データベースより)
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装丁に惹かれて単行本を買った。
画像だと見にくいけれど、白地に青字で「永遠。」と幾重にも書いてある。
それはさておき、久しぶりに読んだ村山由佳さんの本。
ハードカバーの割には短く、短編にしては長く。。。
1時間もあれば読めてしまう内容。
珍しいなぁと思って、調べてみたら映画のサイドストーリーとのことで納得。
でもその映画に堤真一が出てたとは!
ちなみに私は堤真一のファン暦10年以上。
昔は舞台を見に、東京・大阪へと遠征していたほど。
いや~あの頃は若かった!(笑)
この「卒業」が公開されてた頃は仕事に振り回されて、プライベートそっちのけだったんだよね。
今度、DVD借りてこよ。と言っても家の近くにレンタル屋さん無いんだよね。
不便だなぁ。。。
なんだかすっかり横道それちゃいましたが、
せつないお話だけれど、終わりはすっきり。
さらっと読めるけれど、余韻に浸れる。
そんなお話でした。
「言葉にすると終わってしまうこともある」
「一度芽生えたつながりはお互いの中に永遠に続いていく」
「忘れまいと思うことから忘れていき、忘れたいことほどいつまでも忘れられない。」
物語だけれど、詩集を読んで言うような感じがしてなんだか新鮮でした。