水の繭(大島真寿美・2005年)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
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自立した女は他人も自分も信じられない。
女性を武器にする女は結婚、離婚を繰り返す。
そんな27歳の二人の主人公と物語を紡ぐのは男子高校生、やさしい妻帯者、美しいゲイ…。
等身大の女性を描く長編本格恋愛小説。第126回直木賞受賞。
(「BOOK」データベースより)
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直木賞受賞作品。
BOOK OFFに行った時に100円で売ってて、そういや読んでなかったなぁ。。。と思い買ったのだけど、読み始めて「あれ?このくだり知ってる。。。」と。。。
読んでないつもりが読んでたんだな(笑)
それも読んだことは思い出したんだけど、どういう話だったかまったく思い出せず。
結局最後まで初めて読んだかのように楽しめた(笑)
私の記憶力って一体。。。
内容はと言えば、「萌」と「るり子」という幼馴染でくされ縁なのに対照的な二人のお話。対照的なんだけど、どっちも「女」の部分では誰にでも思い当たる節があるのかも。
「本当はみんな知ってるはずだ。わがままを通す方が、我慢するよりずっと難しいということを。」というくだりにはっとした。
うすうすわかっててもこうもキッパリ言われちゃったらなんだか考えちゃうじゃん(笑)