かそけき音の(藤堂志津子・1990年)普段は質素に、たまには豪華に。

かそけき音の(藤堂志津子・1990年)

修子
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53歳の男との安らぎある関係に満たされながらも、19歳の青年に心ひかれていく省子。
二人の男を隔てる歳月の切なさに揺れる少女のような想いを描く表題作「かそけき音の」。
見合いを薦めながら週の半分は部屋にやって来る独身主義者の男を保護者のように受け入れてしまう亜由子、「合鍵」。
はぐれ、寄り添い、憎みあう男と女の、どこかあやうくて微妙な8つのラブストーリー。
(「BOOK」データベースより)
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初めて読む作家さん。
最近「桜ハウス」で注目の方だそうだ。

「かそけき」とは、かすかである、淡いという意味だそうだ。
古文でしか使われない表現らしい。
ちゃんとした意味がわからなくても読んでいるうちにニアンスはわかるあたりが、この作家さんの文章力なのかな。
それにしても昔の日本語って素敵な表現が多いんだなぁ。。。

30代の未婚女性が主人公の短編集。
全体的に読みやすい本でした。

「羽田発18時」で夜の9時までに家に帰りたいと思う主人公。
以下引用
心を平静に保つこと、苦しみを翌日にまで持ちこさないこと、
そのためには嫌な出来事は、できるだけその日のうちに処理してしまう。
処理するためには、ひとりきりの夜の時間が長いほうがよかった。

…この気持ちわかるなぁ。。。

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  1. みつばちマーヤMAX

    なんで修子さんの読む本はいつも面白そうなんだろ・・・
    この本もさっそく図書館にリクエストしなくちゃ(o^∀^o)

  2. 修子@管理人

    私が選ぶ本はBOOK OFFで105円のコーナーに
    ある本ばかりだったりします(笑)
    だから古い本ばかりなんですよ。。。
    ホントは図書館行きたいんですけどね。
    豊橋の図書館はまだ行ったこと無くって。
    今度図書館も行ってみま~す♪
    図書館ってリクエストできていいですよね!

ABOUT ME
修子

酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬.

レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった名古屋生まれの名古屋人

普段は質素に暮らし、でもたまには豪遊したい♡
そんなの日常を綴っています

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