マーサの幸せレシピ(2001年・独)
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
元敏腕記者、今はタクシーの運転手のタレクは「被験者求む。模範刑務所で2週間の心理実験。報酬は4000マルク」という新聞広告を見る。
そしてこの実験をレポートして記者に復活しようと考えた。
面接に合格し、タレクを含む20人の被験者によって、実験は開始された・・・。
この実験は実際に1971年にスタンフォード大学心理学部で行われ、2週間の予定だったのが7日間で打ち切らる。
そして以後この実験は実施禁止とされた。
映画を見ると実施禁止になったのがよくわかる。
映画自体はかなりのフィクションも含んでいるらしい。
でも人はその置かれた状況で、善にも悪にもなる要素があるのでしょう。
性格形成は遺伝か?環境か?と言う論議があるけれど、この映画を観た限りでは環境の方が強そう。
人の心のもろさが全面にでていて観ていて心が痛い映画でした。