おと・な・り(2009年・日)普段は質素に、たまには豪華に。
映画&ドラマ

おと・な・り(2009年・日)

修子
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人気モデルの撮影に忙しい毎日を送りながらも、進むべき道を模索しているカメラマンの聡。
フラワーデザイナーを目指しながら、花屋でアルバイトに励む七緒。
夢を追いかけながら人生の分かれ道に立つ30歳のふたりを結びつけたものは、アパートの壁越しに聞こえてくる何気ないけれど愛おしい“音”だった…。
(goo 映画)
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豊橋で映画館といえば、「ユナイテッドシネマ豊橋」なので、ここの会員カードを持っているのだけど、最近映画館に行ってなくて、「カードの更新しないとポイントが切れちゃうんじゃない?」ということに気付き、慌てて更新(更新はネットでできたよ。早く言ってよ(笑))。

更新するとポイントがたまって、1本無料で観られるポイントになったので久しぶりに映画を観に行ってきました。

ところが、観ようと思っていた映画がことごとく終わってまして。。。
(最近、ロングランするほどの当たり映画が無いみたいですね。)
上映しているのの中で二人の興味がそろった「おと・な・り」を観ることに。
何気に二人そろって岡田准一が好みです^^

さてさて映画の話。
タイトルの「おと・な・り」は「お隣」と「音鳴り」をかけているんだとか。
…「大人」もかかってる気はしますね。

古いアパートの隣同士に住む、聡(岡田准一)と七緒(麻生久美子)。
どんな人が住んでいるのかお互いに知らないのだけど、このアパートはかなり壁が薄く、生活音がほぼ筒抜け。
珈琲豆をミルで挽く音とか、加湿器の水が無くなったアラーム音、そして、くしゃみや鼻をかむ音まで。

さすがにこんなに壁の薄いアパートには住みたくないよなぁ。。。
まぁでも、これが無いと話が進まないのでしょうがないですけど。

「音」を大切に撮っている映画という感じで、テレビで見るドラマでは出せない音質って言うんでしょうか、聴き心地のよい音がたくさんあって、癒されました。
初めて好きになったのは、あなたが生きている音でした」っていうキャッピコピーが上手いなぁ。。。と。

話しそれますが、「風をあつめて」って曲いいですね。
『摩天楼の衣擦れ』ってフレーズいいな。。。などと観ながら思ってました。

映像は昔のフィルム映画のような感じ。
つるっと感が無くザラっと感があるっていうんですかね(笑)いい表現ができませんけど懐かしい感じがしてよかったです。

久しぶりに、のんびりとした恋愛映画を観ました。
アクション映画やサスペンス映画のドキドキ感もいいけれど、こういう平坦な(褒めてます(笑))映画も好きです。

のんびりと言っても、伏線が結構効いてて、「あ、ここに繋がるんだ。」みたいなのがあるから、そうものんびりしていられません(笑)
「そうきたか」という強引さもありますが、その辺りは愛嬌でしょう(笑)
とは言え、時間配分が謎でしたけどね、ラスト辺りの話をもうちょっと時間かけて欲しかったというのが本音かな。
いまいち走りすぎた感じがね。。。

普段の何気ない「音」を大切にしようと思えるお話でした。

最後に疑問。
聡(岡田准一)はいつ気付いたのか?
何を気付いたかを書くと相当なネタばれになっちゃうので書けませんが、私の最大の疑問です。
誰が教えてください(笑)

↓のポスターが個人的に好きです。

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  1. シンX

    「風をあつめて」の劇中歌は文句なし。松本隆の詩と、物語の世界観がうまくマッチしている。もしも「風をあつめて」でなかったら、あまり冴えない作品だったかもしれない。
    ところで、この曲と「はっぴいえんど」は、日本の初期のロック史を語る上で欠かせない存在として、音楽好きには超が付くほど有名であるのだけれど、実は1970年のアルバム「風街ろまん」に収録されている、40年前の古い作品。
    つまり、ともに30歳の二人の主人公がこの歌をわかるなんて、お互い70年代の音楽好きで無ければ有り得ない。もし「赤い鳥」の「翼をください」なら教科書に載っていただろうから知っていても不思議ではない。
    「風をあつめて」が音楽史上いくら有名な曲だからと言っても、世間一般の30歳の人達のほとんどはほとんど知らないはす。
    しかしそれを二人とも「知っていた」。
    この場面で、私は「ある秘密」に気づいた。うまいなと、ちょっと感心した。
    物語自体は少々粗削りで、説明臭い台詞が多かったのが残念。描写だけで説明できた場面が多かったのに。脚本から大胆にカットしても良い箇所がちらほら。
    それと、「音」にこだわっている割に、BGM が今ひとつかな。最小限にするべきだったと思う。
    でも、佳作としては十分な出来だと思う。公式のあらすじにあるように、そもそもこれはファンタスティックな恋愛劇だから、最後に到るまでの各プロセスが機械的描写だと、観る側は冷めてしまう。
    だから改めて、主人公が岡田准一と麻生久美子の二人で良かった。二人の演義のお陰で、「現代のファンタジー」が、嘘っぽくならずに済んだ。
    ところで
    > つるっと感が無くザラっと感があるっていうんですかね
    これは「フィルムグレイン」と言って、フィルムとか銀塩写真特有のノイズ。デジタル撮影素材の効果にあえてフィルムグレインを入れてフィルムっぽさを出す場合もあるけど、画質に拘る人は嫌う人が多い。
    ちなみに、この作品のフィルムグレインは、もちろん作品にぴったり合っています。

  2. 修子@管理人

    返信コメント書こうかと思ったけど、コメントも出てこないのでなしということで。
    まぁ一言言うなら、映画作りも大人の事情が絡むんだろうなぁ。。。ってことですかね。

ABOUT ME
修子

酒・食、時々、旅・舞台・着物𝓮𝓽𝓬.

レジャックの外が見えるエレベーターが子供の頃の遊び場だった名古屋生まれの名古屋人

普段は質素に暮らし、でもたまには豪遊したい♡
そんなの日常を綴っています

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