マンマ・ミーア!(2008年・米/英)
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連れ合いが観たいというので「マンマ・ミーア!」を観てきました。
私は、「ジェネラル・ルージュの凱旋」が観たかった。。。
なにせ、マンマ・ミーア!は劇団四季で4回も観ているので、内容は知り尽くしている。
「オペラ座の怪人」も両方観たけど、やっぱり私は生の舞台が好き。
とは言え、話のネタにはいいかなぁ?と思い観ることに。
さて感想はと言うと、劇団四季の舞台との比較多数なので舞台観てない人にはちんぷんかんぷんだと思います(笑)
(以下、英語表記は歌の題名です。)
ギリシアロケだったそうで、青い空!青い海!景色は最高でした!
さすがに映画だけあって、スケールは大きい。
良くも悪くも、ミュージカルを映画にしました!とそのまんまな感じでした(笑)
ただ、カットされてる部分も多く、物語としてはわかりにくい部分が多数かな。
例えば、結婚式前日にスカイが友人に隠された真珠のネックレスを取って来る場面。
取りに行く時(「Lay All Your Love On Me」)も普通に連れて行かれ、結婚前夜の女だけのパーティーに男の子たちがやってきて(「Gimme! Gimme! Gimme!」)突然ソフィの首に真珠のネックレスを付ける。
仲間が海に隠した真珠のネックレスを取りに行っていたとわかる人がどれだけいただろう。。。
(結婚式前日にこういうことをするしきたりがある国があるらしい。)
父親の件をスカイに黙っていたソフィがどうしようも無く助けを求め、喧嘩になる場面も、「Knowing Me, Knowing You」が1曲丸ごとカットされているため、唐突に終了。。。
あれで場面転換して結婚式ってさすがに無茶でしょ。。。
感情移入しようにも、「え??」って(笑)
「Take A Chance On Me」も結婚式の前から後に移動。
カットされたのかと驚いていたので曲がかかった時にはうれしかった☆
この前に1曲、舞台にはない曲が入っているのでその関係で演出変更だと思われる。
あと残念だったのは、「Under Attack」と「Thank You For The Music」がカットされてたことかな。
(「Thank You For The Music」はエンディングで流れるけど。)
両方とも、好きなシーンだし「Thank You For The Music」は重要なシーンだから見たかったな。
重要ではないにしろ、ドナのホテルはサムが設計したという設定や、
「Knowing Me, Knowing You」がカットされたことによる、
サムの過去とその時のソフィとのやり取りも無いわけで。。。
舞台を観ているだけに消化不良~!!
2月末までは名古屋で舞台やってたんだよね~。
早めに映画観に行って、舞台をもう1度観るんだった!
≪追記≫
←「Slipping Through My Fingers」のこのシーンは親子らしさがでてて良かったなぁ。
あと、映画なのにアンコールがあるのには笑った。
おかげで「Waterloo」も聞けてよかったし、父親3人のゴレンジャーのような衣装(笑)も見られます☆
このあたりもミュージカルその「マンマ」です(笑)
今日もアタマの中で
「ダンシングクイ~ン♪」がリフレインしていませんか~(o^∀^o)
「私の父親は誰なの?」を明るく展開されてもな~
と、食わず嫌いしていますが
修子さんのブログでやっぱり見ないことに決定しました{OK}
いや~辛口ですんません。。。
ちなみに連れ合いは「良かった」と言っているので、
相変わらずかみ合わない夫婦です(笑)
えぇ、朝からABBAのCD出してきましたとも♪
当分頭の中はABBAですわ^^
基本的にはここには書き込みしないようししてましたが、言われっ放しだと悔しいので(苦笑)、私視点からの簡単な感想を箇条書きします:
* 舞台版では台詞で説明する場面は、可能な限り描写のみで説明しています(「映画」ですから)。ただし、わかりづらい場面があるのは事実。
* 歌詞面については「原詩>(超えられない壁)>日本語訳詩」です。要するに、日本語劇では、それを成立させるための台詞臭い訳にならざるを得ないので、ダサいのです。浅利慶太がどうあがこうが、これだけは仕方が無い。
* フィジカル・パフォーマンスに関しては、無論「四季版>(越えられない壁)>映画版」です。やはり生身の舞台の迫力には敵わない。ただし、映画版は多種多様なカット割りで、面白く見せています。ちょっとあざとい(笑)
* 本編にあるはずの“Thank You For The Music”が、最後のエンドロールで登場するのは、間違いなく作り手の意図的です(これにはやられた!)。ドナの娘・ソフィの独唱ですが、歌詞はまさしく「音楽とダンス(と母親)へ感謝」の直喩であり、かつ「劇中の ABBA が作った宝物のような楽曲への感謝」の暗喩でもあります。映画論的に言って、ここで流すのが最善。
* そうそう、メリル・ストリープの弾けっぷりは凄いです(笑)。「クレイマー、クレイマー」と同じ人とは思えない……まあ、寄る年波には勝てないなと思いましたが(ぼそ)
* ピアース・ブロスナンの「アカレンジャー」がダサくて最高(どっちや)
>「原詩>(超えられない壁)>日本語訳詩」
これは受け取る人と歌によるでしょ。
例えば「ドレミの歌」
あれは日本語歌詞の方がしっくり来ると思う。
翻訳と言うのは、訳した人の主観が入る。
だから、言語の壁だけじゃなく、ニアンスも含めて、本来の意味がすべて訳されるわけではない。
そして、これはミュージカル。
そもそも歌である以上、歌詞ってのは「臭い」んだと思うんだよね。
私としては四季の翻訳チーム(ちなみにマンマミーヤは浅利慶太ではないはず)の仕事はクオリティー高いと思う。
なにせ、メロディーにのせて意訳をするわけだから。
映画の字幕より、四季の歌の方がしっくりきてたと思う。
“Thank You For The Music”に関して言えば、作り手の意図でしょう。
その意図が受け入れられないの。
映画である以上、エンドロールが必要。
そこを無音にするわけにもいかない。
だからと言って、本筋をまげて移動するのはどうかって話。
どうしてもエンドロールで“Thank You For The Music”を使いたいなら、再び持ってくればいいじゃん。って思うわけさ。
「Gimme! Gimme! Gimme!」から「Voulez-Vous」のあたりも、カット割りを巧みに使い、臨場感をだしてるんだろうけど、せっかくだから引きで見たいんだよね。。。
生でできないことが映画ではできる。
例えば、オペラ座の怪人のクリスティーヌを原作の年齢の人が舞台でロングランするのは無理。
だからこそ映画版ではそこにこだわった。という話もある。
でも、やっぱり舞台用に作られたものを映画化するのはスケールが違いすぎるし無理なのでしょう。
そんなことを思った次第です。