お犬様
修子
普段は質素に、たまには豪華に。
割れや欠けなど、器の壊れた部分を漆を用いて接着補修して蘇らせる伝統技術。
会社の先輩が1年程前から習いに行っていて、話は聞いていたのだけど、初めて金継のしてある器を見せてもらった。
金継と一言で言ってもいろんなやり方があるそうで、「1年習ってもまだまだ。」というあたりは職人芸だなぁ。。。
大切にしてる器。でも粗相しまった!って時にはまた違った味のある器に生まれ変わるのが素敵です。
先人の知恵とはよく言ったもので、漆の特性を生かし、金の装飾性も生かす。
物を大切にする心を学んだ気がした。
意外だったのが、最後に磨きをかけるときに使うのが鯛の歯だそうだ。
その道の先生曰く、「一番きれいに仕上がる。」らしい。
写真の右側にあるのが、割り箸に鯛の歯を付けて作った手作りの磨き道具。
「大きな鯛が釣れた!」って言うと食すより「歯を取っといて!」となるそうだ(笑)